岡本純子(著)『世界最高の話し方』を読了。
岡本純子(著)『世界最高の話し方』を読了しました。
こういう本を書かれている人たちが決まって言われることは、もともと話すのが苦手だったと言うことです、
岡本純子さんも例外ではなく、かつては人前に立つことが苦手だったと書かれています。
そういった、コンプレックスを克服するために、自分なりに勉強し、他人よりもかなりの努力をした結果、書籍を出版するまでに至ったのだと思われます。
『世界最高の話し方』に書かれていることは、ただ単に話し方の技術を書かれているわけではありません。
というか、そもそも話し方は、技術を学んだだけでは、人の心を掴むことはできないのです。
何のために話すのか、誰のために話すのか、目的を明確にする必要があります。
自分のことを、カッコよく見せたい、カッコよく話したいとか考えるから、緊張してしまうのです。
目的は、話をした相手に動いてもらうことです。
ロジカルな説明だけでは、人は動いてくれません。聞いている人に「絵を見せる」ように、エモーショナルに話す必要があるのです。
そういったところは、Webライティングの講座で習ったことと、共通点があります。
この本を読んで、以前に読んだことのある、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』を思い出しました。
聞いている人の心が、1ミリでも動かなければ、話す意味はありません。
自分のために話すのではなく、聞いている人のために話すのです。
人前で上手く話せるようになるには、努力が必要です。
あの中田敦彦さんでさえ、『僕たちはどう伝えるか』で、努力をしていることが書かれています。
生まれ持っての才能があると思えるような人でも、勉強をし、努力をしているのです。
大抵の人は、勉強もせず、努力もせずに「できない」と言ってしまいます。
ご多分に洩れず、私もその中の一人です。
そう思って、『世界最高の話し方』を、マインドマップを作りながら読み進めてきました。
読み終えた自分は、読む前の自分とは、ほんの少しかも知れませんが、変わっているはずです。
しかしまだ、「早く人前で話したい!」「人前で話すのが楽しみ!」とはなっていません。
まだまだ、勉強不足であり、努力不足である証拠です。
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