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【読書】板谷敏彦(著)『日本人のための第一次世界大戦史「第33話:東部戦線タンネンベルク」まで読み進める。

第一次世界大戦の前半は、フランス、ロシア、イギリスを敵に回して孤立状態となったドイツが、フランスに侵攻します。
その隙をついて、東部からロシア軍がドイツとの国境を超えます。
しかし、ドイツ軍は鉄道を駆使し、西部戦線の一部を東部に移動させ、飛行機などの最新の技術も使い、ロシア軍を壊滅させます。

ロシア軍の方は、兵站が整っておらず、補給が欠乏していました。また、電話線が足りなかったため無線で連絡をとっていました。
当時のロシア軍の識字率は低く、簡単な暗号しか使えず、情報はドイツ軍に傍受されていたのです。

歴史というのは、後から辿ってみると、当然のことしか起こっていません。世の中、奇跡的なことなんて、殆ど起こらないのです。
あくまで、結果を知っているから言えることなんですが。

今、世界のどこかで起こっていることも、100年後に振り返ってみれば、当然のことのように書かれるのでしょう。ただ、100年後のことは、今生きている人は殆どいなくなるので、確かめることはできません。


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