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【読書】辻原登(著)『陥穽 陸奥宗光の青春』を読み進める。

辻原登(著)『陥穽 陸奥宗光の青春』を読み進めています。
陸奥宗光という人物をご存知でしょうか。
陸奥宗光は幕末の志士で、明治時代には政治家として活躍をした方です。
特に外務大臣として、イギリスとの不平等条約の改正に尽力したことが有名です。

物語は、陸奥宗光の幼少期の厳しい生い立ちを描いており、少々地味な立ち上がりでした。
それが、幕末の英雄たちが登場し始めてから、じわじわとテンションが上がってきます。
中でも、坂本龍馬の登場は、物語を一層輝かせてくれるのです。

数々の英雄を生み出した幕末ですが、その中でも人気ナンバーワンは、なんといっても坂本龍馬ではないでしょうか。
陸奥宗光という名前は知らなくても、坂本龍馬のことは、誰もが知っている名前でしょう。
私も、陸奥宗光のことはあまり知らなかったのですが、坂本龍馬が中心となって結成した、海援隊のメンバーとして活躍したと知っただけで、一気に関心が高まったのです。

本当の坂本龍馬がどういう人物だったのか、少し謎が多いのは確かです。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』によって作られた人物像だという意見が多くあります。
『竜馬がゆく』は、史実を元にしたあくまでフィクションですが、発行部数は2500万部ということから、影響力が大きいのです。
私にとっては、2010年に放送されたNHK大河ドラマ『龍馬伝』で演じられた福山雅治さんのイメージが強く残っています。

陸奥宗光は1844年8月20日生まれで、坂本龍馬は1836年1月3日生まれなので、8歳年下ということになります。
『陥穽 陸奥宗光の青春』は、かなりボリューム感のある作品です。まだ、読み始めたばかりであり、この後、陸奥宗光と坂本龍馬が、薩長同盟や大政奉還といった激動の幕末の世で、どのような活躍をするのか、とても楽しみにしています。



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