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【読書】伊藤俊一(著)『荘園』を読み始める。(積読歴2年7ヶ月の本)

部屋の本棚を眺めていて、たまたま目があったのが、背表紙に「荘園」と書かれた新書です。そう、買ったのに読まずに本棚に立てかけたままになっている「積読本」です。
notionに記録しているメモで確認をしてみると、2021年11月7日に購入した本でした。実に、積読歴2年7ヶ月です。

歴史小説が好きでよく読むのですが、殆どが平安時代の末期や室町時代の末期、そして戦国時代といった武家同士の戦いの小説ばかりです。そういった小説は、物語としては面白いのですか、根本的な日本史の勉強になっているのか、と聞かれると疑問符がつきます。
極端なことを言うと、「水戸黄門」や「遠山の金さん」を、小説で読んでいるようなものです。

「荘園」と言う言葉は、学校で習ったことを覚えています。しかし、説明しろと言われても、ちょっと難しいです。Google先生に「荘園」って入力すれば簡潔に教えてくれることですが、そこをあえて1冊の本で学ぶことに、大きな意味があります。(あると思いたい)

「はじめに」を読んでいて、「荘園」を知らずして日本史が好きとは言えないのではないかと感じています。武家同士が、何の為に戦っていたのかということが見えてくる気がします。
辿っていけば天皇家(朝廷)につながることであり、西欧の王朝との違いも見えてきそうです。

積読本には、読むべきタイミングがあります。伊藤俊一(著)『荘園』は、2年7か月間そのタイミングを、本棚の片隅で待っていたのです。

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