『絵を見る技術』を読みながら、絵画の構図と文章構成の共通点について考える。
秋田麻早子(著)『絵を見る技術』という本を読み進めています。
これまで美術館に行って絵を見ても、「ええ感じやん。」くらいにしか思っていませんでした。それはそれで自分なりには楽しかったのですが、『絵を見る技術』を読むと、「そういうことなんや。」と感じることばかりです。
絵画には構図というものがある
絵画に構図というものがあるというのは、なんとなく聞いたことはありました。しかし、全く絵心のない私にとっては、詳しく調べる気にはなりませんでした。
絵を書いている人なら当たり前のことなのかもしれませんが、絵はいきなり描き出すわけではありません。先ずは、きちんと構図を考えてから描き出します。
画家に直接聞いた訳ではありませんが、多分、殆どの画家はそうしているんだろうと思います。
構図を考えるとき必要なこと
絵を描くには、何らかの目的があります。見て欲しい誰かのことを考えて描きます。
だから、見て欲しい人が、描いた絵の何処をどういう風に見て欲しいか、何を感じて欲しいかを考えます。
そして少しでも長い時間、自分の描いた絵を見ていて欲しいと考えます。
文章の構成と共通するところ
絵の構図を考えることは、文章の構成を考えることとよく似ています。
構成を考えずに、いきなり文章を書き出すと、途中で何を言いたいのかわからなくなってしまいます。文章の目的がブレるのです。
そのような文章は、最後まで読んでもらえません。
絵画の構図も文章の構成も、建物を建てるときに書く設計図のようなものです。
設計図を書かずに、いきなり建物を立て始めると、途中で手直しが発生したり、出来上がっても強度が不足していて使い物にならないという事態になってしまいます。
これからも学んでいく
そんなことを言いながら、今日も全く構成がなっていない文章を書いています。
こんな文章を、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
秋田麻早子(著)『絵を見る技術』を読みながら、絵画の勉強を通して、文章の勉強も続けていきたいと思っています。
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