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【読書】井原忠政(著)『旗指足軽仁義』を読み始める。

井原忠政(著)『旗指足軽仁義』をいう時代小説を読み始めています。
この小説は、三河雑兵心得シリーズの2巻目になります。

物語りは、徳川軍の遠州曳馬城攻めの序章から始まります。
遠州曳馬城攻め・・・あまり聞いたことがない戦です。
三河雑兵心得シリーズには、このようにあまり有名でない戦がよく描かれています。
*曳馬城は後に浜松城と改められます。

そして逆茂木や乱杭、竹束など古来の戦の防衛対策の説明も多くされていて、とても勉強になります。
本田忠勝や榊原康政などの有名な武将も登場しますが、基本的には足軽目線で見た、戦国時代の戦が臨場感たっぷりに描かれているところが、このシリーズの特徴です。

戦国時代の戦のシーンをテレビなんかで見ると、家紋が描かれた旗を立てて戦っています。
敵に居場所を教えるようなもので、不利になるような気もするのですが、同士討ちを防ぐ方を優先させる必要があったのです。

サッカーやラグビーのように、ユニホームなんてなかったので、旗を立てて、敵か味方かをわかりやすくしたのです。
そして、その旗を持つ役割の足軽が存在したのでした。

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