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本棚に鎮座する、石黒圭(著)『ていねいな文章大全』を手に取る。

私の本棚には、文章の書き方に関する本を並べたコーナーがあります。その中で『ていないな文章大全』という分厚い本が、一際存在感を放っています。
この本を買った当時は、色々と忙しくて、チラ見しただけで本棚に立てかけたままになっていました。

ただ、決して「積読本」となってしまっていた訳ではありません。もともと、通読することを目的に買ったのではないのです。
文章を書いているときに、ときどき手にとってみて参考になればいいな、という感覚でした。しかし、そのときどきがいつまで経っても訪れることはありませんでした。

昨日の夜、ふと本棚の方を見ると、この『ていねいな文章大全』の背表紙と目があったのです。
久しぶりに、ずっしりと思いその本を手に取ってページをめくってみました。

タイトルの通り、文章の書き方について、わかりやすく丁寧に説明がされています。
全ての項目がQ &A方式になっていて、例文を使ってBehore-Afterで提示されているのが特徴です。

日本語の文章には、絶対にこの書き方が正しいというものはありません。しかし、間違った書き方というものは存在します。また、こっちの書き方の方が読む人にとって伝わりやすいとか、誤解が生じる確率が削減できるという書き方はあります。
また、伝える相手や媒体によっても、書き方を変えた方がいいという場合もあります。

インターネットに比べると、本には限られた情報しか書かれていません。しかし、インターネットで読む1000文字の情報と、本で読む1000文字の情報には明らかな違いがあります。うまく説明はできませんが、感覚的な違いとしか言いようがありません。

スピリチュアルな話になりますが、物理的な文字の並びが書かれている本という物体が部屋にあるというだけで、脳に何かを働きかけているような気がするのです。


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