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【合格者向け】日本学生支援機構の奨学金の申請方法

はじめに

医学部編入が決まって一頻り喜んだ後に湧いてくる一抹の不安・・・

それは医学部の生活に欠かせないお金の問題です。

一般入学とは異なり、半数以上の方が社会人を経て学生に戻るパターンが多く、両親に学費や生活費を支援していただくことが難しい方もいらっしゃると思います。

その中で最初に思い浮かぶのが奨学金ではないでしょうか?


奨学金は様々な財団や民間企業が提供してくれていますが、残念ながら編入生の条件で応募できる奨学金制度は数に限りがあります。


そこで一番に頭に浮かぶのが日本学生支援機構(旧:日本育英会)の奨学金だと思います。

この奨学金であれば、基本的に誰でも応募可能でありますし、採用も第二種だと比較的通りやすいと思います。

(もちろん卒業後、貸与されたお金を返還することを念頭において日本学生支援機構の奨学金は借りなければなりません。)

編入生はどのような流れで日本学生支援機構の奨学金申請を行い審査→結果通知まで辿り着くのかという流れを今日は記録しようと思います。


参考:この記事を読むのに向いている方

①すでに医学部学士編入から最終合格をいただいた方

②医学部入学後に日本学生支援機構の奨学金を借りることを検討している方

③医学部入学後に自分で生計を立てる必要がある方


前提としては、今回は貸与型奨学金の申請のみの情報です。

給付型を申請したい方は、日本学生支援機構(JASSO)のHPや実際に申請した方の情報をご確認ください。

編入生は基本的に在学採用

まず、編入生の場合は高校生のうちに奨学金を予約しておく予約採用の枠は基本的に使えないようです(例外がありましたら申し訳ございません)。

そのため在学採用の枠で大学入学後に申請を行います。

大学の奨学金の対応の仕方は各大学で異なりますが、大学入学後、奨学金担当者の所へ直接聞きに行くと少し安心かもしれません。

そうしなくてもメールや何かしらの連絡手段で日本学生支援機構の奨学金申請のインフォメーションは回ってきます。

申請書類の提出期限について

インフォメーションが回ってきたら、大学が知らせる受付期限までに申請書類を提出します。

2021年度では、

4月末までに申請書提出→6月採用(6/11に初回振り込み)

5月末までに申請書提出→7月採用(7/9に初回振り込み)

6月末までに申請書提出→8月採用(8/11に初回振り込み)

というスケジュールだったようです。

このことから言えることは、早めに初回振り込みが来て欲しい方は、出来るだけ早めに書類を揃えて申請したほうが良いということです。

かくいう私は、ダラダラと書類を揃え、なおかつ不備がありギリギリの提出となりました。よって最後の8月採用で結果が来ました。


日本学生支援機構奨学金に必要な書類

必要書類としては、

・個人情報の取扱の同意書

・マイナンバーから取得できない収入情報・控除に関する書類

・スカラネット入力用の下書き用紙

を学校の担当者に提出しなければなりません。必要な場合はプラスアルファの書類も揃えなければなりません。

これらを用意するのに時間と労力が必要です。

私の場合は第一種奨学金を申請しましたが、前大学でも第一種奨学金をもらっていたこともあり、前大学で成績が上位1/3であったことの証明を一緒に提出する必要がありました。

書類を大学の奨学金担当者に提出し不備を解消すると、担当者から自分用のIDとパスワード(PW)をもらえます。

そのIDとPWを使ってネットでスカラネット入力用の下書き用紙を見ながら入力を行います。

入力を終えて一安心と思いきや、その後にマイナンバーの情報の書類をスカラネット入力の1週間以内に日本学生支援機構に直接郵送しなければなりません。

これでやっと手続きは完了で、あとは神様にお祈りするのみです。

奨学金の審査基準は?

採用の基準は生計維持者の年収・家族構成本人の前大学の成績自宅通学か自宅外通学か等が関わるようです。

ちなみに私は既婚者だったので、生計維持者は夫でしたが、独身で入学される場合は基本的には両親が生計維持者となります(両親が年金をもらっている場合は、年金の証明の書類などの提出が必要となるようです)。

はっきりとした奨学金の採用・不採用の基準は私も存じておりませんが、色々調べるとやはり、生活維持者の年収がキーのようです。

自分が採用になるかハラハラすると思いますので、生計維持者の年収基準はココを参考にされてください。


ざっくりと日本学生支援機構に関する在学採用の流れを書かせていただきました。

これから入学される方や、すでに在学していて来年度の申請を考えている方の参考になればと思います!

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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