論文を読めるようになりたい①

医師の初期研修が終わりに差し掛かった頃から、論文を読めるようになりたい、そう強く思うようになった。先輩医師が実際に診療の中で論文を活用して臨床判断を行っていく姿を目の当たりにした影響が大きい。では、論文を日々の学びの中に採り入れるにはどのようにしたらよいか。大きく分けて2通りがあると思う。

探索的・集中的な読み方

探索的・集中的な読み方が解説されている本、ウェブサイトは多い。

論文の読み方を解説してくれる本

南郷先生や名郷先生、片岡先生の本でEBM、論文への見方、考え方を教わった。下記にAmazonリンクの形で上げていく。

Web上のJournal Club

論文の読み方、臨床試験の読み解き方は、Jsepticの多施設ジャーナルクラブで多くを教わっている。更新頻度も高く、ありがたい限りだ。

1つの論文を集中的に読む、それも楽しく読むという点では、西伊豆の仲田先生のまとめが本当に勉強になる。

一つのテーマについて探索的・集中的に読もうと思ったら、ガイドラインやUpToDateやDynaMedに当たりつつ、やはりPubMedでキーワードを入れるのが良いだろうか。別の機会にまとめたい。最近、このあたりに悩んでいたら名著を見つけた。

網羅的・継続的に読む

定期的な論文紹介を活用する

上記のJournal Clubも定期的な論文紹介ではある。下記に順次見つけた有用なウェブサイトをまとめていく。

総合

救急

血液

呼吸器

Journalを読む

📘 CMAJ:月曜日に更新
https://www.cmaj.ca/

📘 JAMA:火曜日に更新
https://jamanetwork.com/journals/jama

📘 AIM:火曜日に更新
https://www.acpjournals.org/journal/aim

📘 NEJM:木曜日に更新
https://www.nejm.org/

📕 Blood:木曜日に更新
https://ashpublications.org/blood

📘 Lancet:土曜日に更新
https://www.thelancet.com/

📘 BMJ:土曜日に更新と聞いたことがあるが毎日更新している?
https://www.bmj.com/

上記が6大メジャー+α。網羅的・継続的な読み方は、趣味だと思って気楽に取り組みたいところ。

曜日毎アプローチは有りだと思っているのだが、忙しいとなかなか読めないことも多い。どのようにアプローチしたらよいのだろうか。ヒントになることを今後も集めていきたい。


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