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刑務所に入った話⑧〜拘置所生活スタート編〜

判決が出た次の日、拘置所に移送となりました。

すぐに刑務所に行くと思っていたわたしは拘置所ってなんだろう、どんなところだろうと思っていました。

あと、判決が出てから2週間、控訴期間というものがあります。判決に納得出来ない時、不服申立てを行うやつです。

わたしは、争う気も、判決に納得がいかないこともなかったし、むしろ早く受刑者になって早く受刑生活を終わらせたかったので、上訴権放棄しました。

上訴権放棄というのは、わたしは判決を受け止め争う気もないので、控訴期間はいりません、早く受刑者にしてくださいと裁判所に依頼します。

上訴権放棄をせず、控訴期間の2週間を待って受刑者になるよりは早く受刑者になり1年2ヶ月を終わらせた方がいいと考えました。

上訴権放棄をして2日後、裁判所から許可の通知がきました。

そしてわたしは令和4年5月28日から受刑者となりました。

受刑者となったからといってすぐに刑務所に行くわけではないようです。
どこの刑務所に行くか等を決め、それから移送されるみたいで、それまでは拘置所で受刑生活を送ります。

拘置所についてから約2週間は1人部屋でした。

この部屋なんですが、、

悍ましいほど汚かった。

建物自体古いのですが、もう、汚い。とにかく汚い。その場にいるだけでなにかの病気になるんじゃないかというくらい汚い!!!!

広さはトイレスペースと合わせて3畳くらいです。まずトイレがわけのわからないボットン便所に木の枠組みしたんですか🙄?みたいな感じで臭い。

そして小さな洗面所も苔みたいなのがはえていたり、畳から小さな変な虫が出てくるんです。

下手なお化け屋敷よりよっぽど怖い。

布団も広さの問題で、まっすぐには敷けず、ななめに敷くのですが、ななめにしても少し折らないと敷けない😇

そしてわたしはこんな悪烈な環境で、ご飯が食べられなくなりました。狭い部屋、どこを見渡しても汚い、臭い。

それに追い打ちをかけるようにご飯が不味い。
基本的に麦飯、おかず2品+スープが出るのですが、、、

どうした、これ。


スープは具材をお湯に入れただけ、、?味付け忘れちゃったのかな、、。おかずはなんでもかんでも混ぜて焼いたり煮たりすればOK!的な、、?

いえ、もちろん犯罪を犯した身、贅沢は言えません。

だけど、

ああ、もう無理!!!!!!助けてえぇぇぇ"。

と、心の中で発狂する毎日でした。

そんな中、毎週火曜日がパンの日と決まっているのですが、パンだけは食べられました。パンだけが救いでした。本当にありがとうございました。

次回、共同部屋にうつされます。




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