見出し画像

ひろみん社長のひとりごと「反射神経を育てる」

 何かあったときにすぐに迷いなく自分の意見をすっといえるのは「反射神経」だと思っている。

 迷いなく言えるのは、普段から自分との話し合いがしっかりできているから。自分が大切にしている価値観の優先順位まで話し合われているから。(当社比)

 ここ数年はそれがやっとできるようになってきて、何か意見を求められたときにすっと答えることができるようになった。

 迷うときがあってもその時のベストの答えとして自分の中で許すことができるようになってきた。

 「反射神経」を痛感したのは、今から12年前のこと。息子が通っていた保育園の担任の先生の「反射神経」が素晴らしかったから。

 年長さんのときの加藤先生。息子のクラスは動物園みたいなクラスで(問題児が多いクラスともいうらしい)、お迎えにいくといつも先生がやってきて、やっただのやられただのが日々あったのだけど、加藤先生がやってきて相変わらずの動物園ではあったけど、楽しい動物園に変わっていった。

 加藤先生が圧倒的にすごかったのが「反射神経」だと思っていて、何かあったときのいさめ方が見事だった。ピシッと大事なことを伝えて長引かせることなくいさめる言葉のキレ。態度。そこに変な迷いが見られなかった。

 その頃の私は親7年目。ブレッブレのキレッキレだった(切れちゃうほうの)。迷いに迷いにまよっていた。

 今から思うと人からどう見られるかとか、普通のお母さんならこうするんじゃないかとの世間との葛藤だったと思う。

 加藤先生に会ったことで「反射神経」のいい自分になりたいと思った。ある程度の反射神経が備わるのに5年以上はかかったと思う。

 自分との話し合いを重ねに重ねて、自分の刃の錆びを徐々に取り、研ぎ続けるそんな作業。

 錆び錆びの自分では、切れ味が悪くて嫌な傷つけ方をしてしまう。どうせきるならすっぱりと。いつもちゃんと研がないと切れ味が鈍るので研ぎ続ける。

 反射神経のいいキレのいい自分を目指す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?