ぴろみん社長のひとりごと「喪失感を味わう」
喪失感を味わっています。
喪失感とは、読んで字のごとく、何かを失ったときに感じる気持ちです。人との離別・死別といった出来事や、大切な物を失ったときにも感じます。喪失感によって強く生じる感情は悲しみですが、心にぽっかり穴が開いたような空虚な気持ちも同時に生まれます。さらにむなしさや寂しさなどのほか、喪失感の理由となった出来事に対するいら立ち、未来への不安も含まれています。
こちらからの抜粋。
喪失感という言葉に興味を持ったのは、マーケティングのセミナーで出会った株式会社ジーエスアイの橋爪さんから聞いたのを覚えている。今から5年前のこと。
橋爪さんは、アメリカからエンバーミング、グリーフケア(喪失感を持った方が孤独にならないケア)を日本に取り入れた方で、死化粧という漫画の主人公のモデルにもなった方。
とても物知りで面白い方で、いまでは家族ぐるみで仲良くしていただいていて、いろんな話を聞かせてもらっています。
喪失感というものを勝手に、心にポッカリ大きな穴が空くだろうと想像していたのですが、今感じているそれはどうも違う感じなのです。
かなり集中しないと、頭がボーッとして、五感が落ちて、特に目があんまり見えないし、耳もあんまり聞こえない。味覚も落ちてる。素早く動けない。心と頭とカラダがちょっと分離してる。
ポッカリというよりは、脳と心に小さい穴がたくさん空いていて、脳の伝達が遮断されてるようなそんな感じ。判断力も鈍ってて、いつもなら気がつくところに気づけない。(当社比)
何が言いたいか。
優しくしてください。ってことなんだろうなーと思う。自分に優しく、他の人からも優しくしてもらう時なんだろうなと。
穴がそれなりに埋まるか、穴に慣れるまで優しく過ごしてね。って言う気がする。
ゆっくり休んだり、思いに耽ったり、故人のことを思い出したり、故人の話をしたり。小さな穴が自然と埋まっていくのを待つ感じかなーと。
父という存在は、私の中で塊じゃなくて、あちらこちらに点在して同化していたんだろうなーと。
人生にはこんな時が何度かあるものです。出産後、仕事に戻った時の鈍さにも似ていて。子供を産むというのも、これもまた自分という存在が分かれることだもんなー。似ているはずだ。
記事には喪失感から抜け出すには!みたいなことが書いてあったけど、喪失感をとことんゆっくり味わってみようと思っています。人生で何度もあることじゃないし、それが故人への供養のような気がして。
私の場合、悲しみ、虚しさ、寂しさというよりも、空虚感と感謝がすごく大きく占めている。
お父さんも私も生きてるうちにやりきったね!という思いが強い。
不器用だったけど、やりきって後悔はないね!自分がやれるだけのことはやったよね。いくべき時にちゃんと私たちにいくところを見せてくれて、カッコいい最期だったね!って褒めてあげたい。
と、今はそんな感じです。
周りの皆さんの優しさに日々感動しています。
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