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事件の中身を考える
こんにちは目箒です。
コンテストに応募するためにこちらのディストピアについて考える記事となります。
前回までのあらすじ
こちらです。こちらで主人公とその相方についての設定をなんとなく決めました。
登場人物
萩間 幸哉(はぎま こうや)…22歳。五課に配属された新人。
渡司 裕児(わたし ゆうじ)…46歳。一人称が「渡司(私)」。萩間の面倒を見る相方。
小豆沢 恭一(あずさわ きょういち)…48歳。五課課長。
禅堂 和孝(ぜんどう かずたか)…なんかえらい人。下位文化を死ぬほど見下している。
萩間くんは渡司さんに「ハギくん」って呼ばれていることにしよう。
今年新卒で公務員試験に合格して入省しました。
なまじ頭が良い分、この上位下位で分けることについては結構疑問視する声も上がっているのですが、萩間くんはそこまで疑問視しておらず、「まあ……真似したらやばいのは確かだし」くらいに思っています。
渡司さんは懐疑的な立場ですが、なんで取り締まりしているのかっていうと、取り締まりすることで案件のデータを集めて、この制度の問題点を指摘しようとしているわけです。
そんな渡司さんと組んで萩間くんが染まらないわけないですね。ケースを色々追っている内にこの制度について懐疑的になっていく……という感じです。
コンテストに応募するのは20,000字~40,000字くらいの中編にするつもりなので、ちょっと疑問を覚え始めたところで一本目が終わるんじゃないかなとは思っています。
という感じで、つかみ所がないけど色々と先を見据えている渡司さんとその背中を見てこの社会に疑問を覚えていく萩間くんというコンビになりました。
そして起承転結も。
起:萩間くんが入省して渡司さんと組む事になる(あるいは組んでしばらく経っている)。世界観や設定の説明。一件簡単なのを取り締まってる感じ?
承:メインの案件がくる。
転:メインの案件の中で色々と考えさせられることが起きる。
結:事件は解決するけど、もしかしたらこの社会はやばいんじゃないか、と感じて終わる。
次はこの中のメイン案件について考えたいと思います。
そもそもどう言う事件が起りうるのか?
メイン案件考えるにも、まずこの五課がどう言う事件を取り締まっているのか、という事について考えて行きたいと思います。
基本的には、下位文化で鑑賞するべきでない文化程度の作品が鑑賞されていたらそれを取締に行きます。要するに取り上げるわけですよね。
……ていうか、これって教育系は全部上位文化からの出向なのかな……と思ったらすげぇキツいな。
差別と言うのは人間扱いしないと言う事なので、「どうせお前たち馬鹿だからわからんだろうが」とか言われてそう。キツい。
そう言うので暴動もたまに起きてそうですが、それは警察の役目なのでこっちとは関係ないですね。今は。渡司さんは警察ともパイプありそうだけど。
話が逸れましたが、基本的にあり得るのは、
・上位文化限定の小説、アニメ、ドラマの所持、鑑賞(現実で言う薬物みたいな扱いを受ける)。
・文化の密造(同人誌)。
基本的に創作活動も許されていません。家畜のような生活を送ります。上位文化の人たちは「ああはなりたくないな」ってずっと思ってる。
ただ、身体的なケアと性教育は行き届いてそうだな~って感じはしますよね。「放って置くとなにするかわからないから」って……。
あと、これ生まれてから最初に試験受けるまでの教育はどうなってんだろう。そこは共通でちゃんと教えてもらえるのかな……? 前述したとおり、教育系は上位文化からの出向でしょうから、保育園では上位文化の保育士さんからちゃんと教育されてそうだな~ほとんどが「上位文化に来て欲しい」という「善意」で教育している。
そして下位文化社会の人たちは娯楽を取り上げられた労働力みたいな扱いを受けているから絶対共働きなので保育園しかなさそう。産休はもらえるけど育休はなさそうだな……。企業の社長は上位文化でしょうけど。
どんどん人権がなくなっていく……でも下位文化の人たちそれが当たり前だからあんまり気にしてない。これはおかしい! と声を上げる人たちは一定数いてそう言うのが警察に取り締まられている。
……あながちフィクションとも言い難くなってきたな。
という事で、導入で起きるのは「上位文化の不法所持」、メインで起きるのは「上位文化の密輸」って感じかな~と思います。
試験には落ちるけど、悪いことには頭が回る人と言うのは絶対いるはずなので、そう言う人たちが上位文化の密輸をしていると。
とりあえず今回はこれくらいにしておきましょう。詳細はまた。六月中にプロット詰めて七月一杯で書き上げたい感じですね。
タイトルも考えたい
都伝は「警視庁都市伝説対策室」略して「都伝」ですので、こちらは「文部科学省文化取締五課」とか……? 略称は「ブントリ」か……?
とりあえずハッシュタグ「#ブントリ」とします。過去記事にもつけとくので良かったらどうぞ。
ではまた。ごきげんよう。
これはとても真面目な話ですが生活費と実績になります。