ネタ出しとは大喜利と見つけたり
こんにちは目箒です。
「警視庁都市伝説対策室」略して「#都伝」の続編進捗記事となります。
前回までのあらすじ
という事で前回は「メリーさんのラストが大喜利で決まる」ということで決着が付きました。
実際に脳内で大喜利をやろう
と言うことで、今回のメリーさんのラストである「地の果てまで追い掛けてくる」の他に出るパターンを考えてみよう。
ところで、大喜利って本来「面白回答選手権」ではなくて、「一日の最後の演目」くらいの意味しかなかったんですね……(辞書引いて知った)。
まあいいや人口に膾炙してるし。
お題:こんなメリーさんは嫌だ
(※このメリーさんはフィクションです……というかこの大喜利の部分だけ切り取らないでね! 「こうなんだって~!」とか友達に話したら駄目だぞ!)
・ランドセルに顔が浮かび上がる。
・タッチされると自分がメリーさんになる。
・突然立ち止まると自分を通り過ぎて走り去る。
・おんぶおばけに豹変する。
・振り返ると魂を抜かれる。
・怖いから考えたくない。
>>怖いから考えたくない<<
まあこれ人間として妥当でしょう。
という事で6つ思いつきました。これをそれとなく児童に言わせていきます。
「え~ランドセルに顔が浮かび上がって、ずっと『今あなたの後ろにいるの』って聞かされるって別の学校の友達から聞きました」
「追い掛けられて、タッチされると自分がメリーさんになっちゃうんでしょ? そしてまた誰かに電話してタッチしないと元に戻れないって」
ありそう(自画自賛)。
という事でまたこれで詳細プロットを練っていきます。
話変わって
そう言えば桜木アサは祟り神に祟られており、不死身なんですけど、この「不死身」というのをどっかでやりたいんですよね。怪異にやられて大怪我するけど頑なに病院に行かない桜木。
ルイ「ど、どうして桜木さん……死んじゃうよ……」
アサ「これくらいじゃ死にませんよ」
ルイ(すごい血の匂いしてんだけど)
それか、
ルイ「さっきの、大丈夫だった?」
アサ「大丈夫。かすり傷ですよ」
(ルイがいなくなってから)
アサ「佐崎、すまん……」
ナツ「はいはい……あんた、これ本当に病院行かなくて大丈夫なのかい」
アサ「ああ……大丈夫だ。明日には治るよ」
みたいな……。
なので、ここで6話構成の中身を考えます。
第1話:導入。読者に都伝がどう言う部署(話)かを説明する(髪の伸びる人形)。
第2話:導入その2。実際にルイがここに入るとどうなるかを説明する(メリーさん)。
第3話:ちょっと危険な話。ここでルイに室長の自覚を持たせる。
第4話:普通に対応できる話。
第5話:変わり種の話。
第6話:最終話。一区切りつくので都伝か警視庁の誰かが危ない目に遭う。
6話かな……ここで危ない目に遭った誰かを桜木が庇って、大怪我するけど頑なに病院に行かず、次の日には治っている。
で、
「おはようございます」
翌朝、少し早く出勤してそわそわしていたルイは、聞き慣れた声とドアの開く音に顔を上げた。
「桜木さん! 良かった。心配してたんだよ。大丈夫なの?」
「ええ。大したことありませんでしたら」
「おはよう。おや、アサ。あんた大丈夫かい」
「ああ、ご覧の通りさ」
「ふーん」
ナツは笑顔でルイと話すアサをちらりと見た。
大したことない、どころではない。あんな深手を負ったら、捜査一課の屈強な刑事だって死ぬ可能性がある。それが、一日で完治した。
そう言うことは今に始まったことじゃない。メグに一度聞いた。桜木アサは「何」なのか、と。
メグは答えなかった。何でもナツに話してくれる彼女だが、そのメグが言わないのだから、自分が知るべきではないと思ってナツもそれ以上詮索はしていない。アサも、ナツが自分のことをどう思っているか知っているから、ナツにとりあえずの手当を頼んだのだ。
(俺は死ねないからなぁ……)
あれは……「死ぬわけにはいかない」という警察管によくある誓いなどではなく、額面通りの意味なのだろう。
桜木アサは決して死なない。
いつかその真相を自分が、ルイが知るときが来るのか、はたまた知らずにお別れが来るのか。
ナツの知ることではない。彼女は湯飲みからゆっくりと緑茶を啜った。
みたいな。
これで第2部に続けます。
どうよ(どうよ、ではない)。
ちょっと不穏な感じがして良くない? ここまでの間にアサのちょっと不死身っぽさと言うか長生きっぽさを小出しにしておこう。江戸時代のこととか「あー……なんか聞いたことあるかも」とか言うけどルイは「歴史で習ったのかな」とか思うやつ。リアタイで聞いてたってやつ。
という事で今回はこの辺で。ごきげんよう。
これはとても真面目な話ですが生活費と実績になります。