大間の闇マグロ

ちょっと古いんですけど、jiji.comにこんなタイトルの記事が。

「大間マグロで漁獲隠しが横行 ブランド継承に暗雲」

jiji.com

記事によると。


「マグロの需要が最盛期となる師走を直前に控えた2021年秋、大間で1カ月間、「100キロもの」に換算すれば少なくとも100本以上となるマグロが、地元の漁業協同組合に報告されずに水揚げ・出荷されていたことが分かった。」

jiji.com

これがなぜ悪いのか。記事はこう述べます。

「マグロの資源管理には厳しい目が注がれている。国際会議で関係国が話し合いながら、漁獲枠を設定し各国に配分。持続的利用を図っている。」
「マグロは国際管理の下で日本の漁獲枠が設定され、都道府県別に漁獲可能量(TAC)を配分。その範囲内で操業することになっている。漁業者がマグロ漁獲のデータを隠せば、資源管理策の効果が薄れてしまう。」

jiji.com

仮に大間漁協に報告されずに捕獲・販売されているマグロを「闇マグロ」と呼ぶとすると、この闇マグロは一体どれくらいの量になるのでしょうか。記事はこう述べます。

「「無報告」の水揚げ分がどれくらいに上るのか、はっきりとは分からないが、政府関係者は「相当な数に上るのでは」との見方を示す。」

jiji.com

他のサイトの記事によると、闇マグロは特に夏に多いそうです。

年始のマグロには非常に高い値段がつきます。すしざんまいの社長が初セリを高額で落とすことで有名ですね。このためマグロ漁師は、高価な値がつく冬に備えてできるだけ漁獲量を温存しておきたいと考え、夏の漁獲を控えます。

しかし冬まで全く取らないとお金が足りなくなってしまいます。そこで夏も少し取るわけですが、それらの一部が漁協に報告されない闇マグロになっているそうです。

これじゃあ中国や台湾のサンマ乱獲を批判できないです。日本人として胸を張らせてください。漁獲量の厳密な遵守をお願いします!


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