「最初はパー」第2話 感想

1.ざっくりとしたストーリー
(※ネタバレあり)

 相田(小藪千豊)にネタを披露した豪太(ジェシー)と澤村(市川猿之助)だったが、葬式くらいシラケてしまい、心が折れる豪太と、「みんな見ていてくれた」とポジティブに考える澤村。
豪太は澤村の考えに納得する…と、思いきや、「お笑いなんて面白くなきゃ、観客はみんな無関心になる」とネガティブな豪太。

 いつものように居酒屋「肝臓道場」に集まる生徒たち。
今日披露したネタの動画を見る事になったが、自分たちで見てみても全ネタしらけ、互いの傷を舐める事だけになってしまう。
 そしてネタ作りのため、遂に澤村が豪太の家にやって来た…
そこには仕事中の父・周郎(橋本じゅん)がおり、豪太は周郎に澤村を紹介する。
 澤村は周郎に挨拶をするが、周郎は「まだそんなくだらない事(お笑い)をしているのか」と呆れた様子。
周郎は、豪太の選挙の打ち合わせをしていたのだった。澤村には興味が無く、「お引き取り願え」と言うだけ。
 豪太は「政治家にはならない」と強く訴えるが、周郎は「お前の気持ちなど聞いていない」とまた一蹴。
豪太は負けじと、「自分はやっと自分がやりたい事を見つけたから、芸人になる」と強い意志を周郎に述べる。しかし、その思いは「良い演説になる」と言われるだけで、周郎には全く伝わらない。
澤村は、「今、あんたの息子は楽しそうだから、それで良いんじゃないか?」と言う。
しかし、澤村もヤクザのような出立ちから、「身元を調べてもらう」と、話を聞いてもらうどころか、不審者扱いされてしまう。
その後、豪太の部屋でネタ作りをし、二人のテンポの良い会話が繰り広げられる。

 相田と周郎の秘書、蓮見(須田邦裕)がカフェで何やらやり取りを…
蓮見は「豪太にお笑い養成所を諦めさせてくれないか」と相田にお金を渡して頼みに来たのだった・・・
相田はお金を受け取るが…
 豪太とすみれ(嘉喜遥香)は、養成所で会い、屋上で、養成所でしらけた時の辛さについて話し、これからどうするかを話し合う。
 一方、市毛(迫田孝也)は病院でお母さんと会話中・・・
「役所を辞めた後、アメリカの会社がヘッドハンティングをしてくれた」と自分が養成所に通っている事は隠し、嘘をついている様子・・・
その時、市毛は澤村を見かける。
 肝臓道場に集まってネタ動画を見ていた所に、相田先生が来て、「とある政治家からお金を貰い、『息子が芸人になる夢を諦めさせてくれ』と言われた」と言う。
豪太はその政治家が自分の父親である事を知り、帰ろうとする。

 澤村も帰ろうとすると、周郎に捕まり、執行猶予中である事を指摘される。
 周郎は自分で自分を殴り、澤村が殴った事にしようとする。
何も言い返せない澤村・・・
そんな時、豪太から澤村に電話が掛かって来て・・・
豪太は澤村に電話を掛け続けるのであった・・・

2.見どころ

①澤村の台詞「大好きの反対は無関心だよ。」
この台詞、染みました…
だからこそ澤村は自分たちのネタがしらけても、「みんな見てくれてたから良い」という考えに至ったんですね・・・

②豪太の台詞「マスコミから取材を受けたら僕は堂々と言いますよ。
『澤村さんは僕の相方です。』って。」
豪太と澤村の絆が深まっている・・・!嬉しい・・・!
こりゃ澤村さんもニヤケますよね…!
 豪太は最初、澤村の事「反社」って呼んでたんですよ・・・?(心の中で。しかも「反射神経の『はんしゃ』ですよ」ってごまかしてました(笑))

③相田先生の安定感

 相田先生と蓮見の怪しいやり取りの中で、相田先生がずっとツッコみ続けてるシーン好き~…(お見送り芸人しんいち)
普段は厳しい相田先生の面白い所出ちゃった感じ好き~…

④エンディング

 エンディングでSixTONESの"Good Luck"をキャストの皆さんで踊ってくれてるの嬉しいですねぇ~…
SixTONESのファンとしては「ありがとうございます…!」という気持ちになりますね…(誰)

3.感想

ネタを実際に披露したキャストの皆さん凄ぇ…!

 ちょうど良く面白くない感じが、養成所のリアルなレベル(もちろん養成所でも、初めから面白い人はいるかもしれませんけどね?)って感じが出てて、ネタ考えるのも大変だろうな…と思いました。
このネタが、話が進むにつれて本当に面白くなるのかな?と心配になるくらい「リアルな」ネタでした。

生徒たちのネタに対する情熱が良い

 生徒達が自分のネタに一生懸命で、他人のネタに厳しいのって良いな…って思いました。
毎回授業後にみんなで居酒屋に集まるのが仲良くて好きです。(まあ、相田先生から見れば、これが「傷の舐め合い」なんでしょうけどね…(笑))

すみれちゃんの毒舌

 すみれちゃんが、豪太と澤村のネタを「私は結構面白いと思いますけどね」と言います。(私はこの台詞で内心ガッツポーズをする)
 面白いと思ったのにどうして笑わなかったのかを聞かれ、「あの場で笑うとセンスが問われる気がして」と言った所にグサッと来ました…
それは言わないであげて…笑ってくれても良いんだよ…?

ティックトック

 豪太がすみれちゃんのネタを見て、「ティックトック見てるみたいで新鮮」という感想を述べた時に、最近、私がラジオでメンバーの田中樹にティックトックの話を聞いている時に興味無さそうにしてたジェシーの反応を聞いていたので、「中の人(ジェシー)はティックトック知らないんだろうな…」と、また中の人の事情について考えてしまいました…

 「ティックトックで流行るネタを作らないと」という生徒の意見に対して「俺たちのネタはティックトックに収まらないよ」と返すシーンを見て、この生徒たちのお笑いには情熱があるんだろうな…と思いました。

「『笑い』って何だろう?」

「『笑い』ってなんだろう?
人は悲しい時、泣くというのはわかるけど、どういう時、笑うんだっけ?
―そりゃあ、面白い時に笑うのはわかっているけど、どういうのが面白いんだっけ?
―僕は、自分がやろうとしている何かさえ、わからなくなっていた。」

 豪太のこの台詞、お笑い養成所に通う生徒達の悩みを代表して述べられているようで、染みましたね…
お笑いって、そのネタを笑う人と笑わない人がいる訳ですが、豪太たちみたいな養成所の生徒たちは先生に評価され、
テレビに出ても「M-1」や「キングオブコント」のような数多の賞レースで審査員に評価されて優勝を決めて…
色んな人から自分のネタを「面白い」「面白くない」と評価されたり、「どうしてこのネタが優勝したんだろう…?」と思う事は、芸人さんならあるんでしょうね…
笑いって、正解が無いから難しいですね…

ドンドンドンドン、ドン引き、了解!

 個人的には、このネタ結構好きなんですよね…(笑)
私も意外と一発ギャグ好きなんで…(笑)

というか、豪太の部屋でネタ作りするシーンで、二人の会話の中で、もうこのギャクを使ったネタが出来上がってたじゃないですか…!!

豪太とすみれのハイタッチ!!

 すみれは、「他の人がギブアップして辞める時に、自分もこっそり辞める」と言い、豪太もそれに乗り、二人は軽くハイタッチをします。
…けれども、「豪太さん達のギャグは流行らないと思います」と厳しい一言を言うすみれちゃん…(めっちゃ良いシーンなんですよここ…(泣))
それに対し、「…了解」と返す豪太…
豪太とすみれちゃんの温度差、好きです…(笑)
ここ、ジェシーと嘉喜遥香ちゃんのキュンシーンかと思ったけど違いました…(笑)
身長差もあるし、美男美女は画になるので騙された気分でした…(笑)(自分が勝手に求めてただけでした)


次回の第3話も楽しみです!

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