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空のイヤホン

こんばんは。今日はパニック防止策の話。

TOEFLを受けてきました。体調がここのところずっと良くなかったので結果は多分そんなに良くないと思いますが、留学のためではないのでそこまで気落ちしていません。ただただ疲れました。

閑話休題。この試験会場が池袋にあったので、久しぶりに大きな駅(利用者数ランキングで上位に来るようなところ)を使いました。去年の1月や今年の4月にも行ったのですが、その時よりもものすごく不安でした。

それは、昨今の情勢の問題もありますが、それ以上に、しばらくの間人混みに行きたくないという思いがかなり強かったからです。人がたくさんいる場所(最たるものが満員電車)はもともと苦手です。しかも、最近は電車などに乗っていても人の気配や圧や視線が怖くて(被害妄想に近いのは理解しています)嫌でした。

そんな状態だったので、土曜日の電車、土曜日の街が恐怖だったのです。明らかに精神状態を掻き乱してくる存在になっていました。少しでも確実に試験に集中したいのに、それが原因でお茶のペットボトルとウィダーをを忘れるくらいには動揺していました。

そんな中で、ふと気づいたことがあって。人混みとかざわざわして落ち着かない時は、聴覚情報をちょっとだけ減らしてあげると不安が和らぐのです。

もともと私はかなり音、特に話し声と唐突な音、大きい音に敏感です。他の人から笑われるくらいビクッとします。街中や駅での喧騒は慣れてきましたが、前述の精神状態から考えると落ち着かないものでした。

そんな時に、ふと、もともと電子辞書でリスニング音声を聴くために持ってきていたイヤホンをつけることを思いついたのです。それも、実際に電子辞書に挿して音声を聞いたり、スマホに挿して音楽を聴いたりするのではなく、何にも接続していない状態でただイヤホンだけを耳に入れる。そうすると、完全に音が消えるわけではないものの、明らかに耳から入ってくる音声のボリュームが小さくなります。ジャック部分はバッグやボトムスのポケットに入れていたのでそこまで変な感じではなかったと思います。

イヤホンをつけたら、ちょっと安心したんです。耳から入る情報が多すぎて怖くなっていたのが、少しマイルドになったというか。イヤホンを外したら一気にクリアな音が押し寄せてきて圧迫されるような感じがあったから、耳をわずかに塞ぐことで余計な情報を減らす事ができていたんだと思います。

このご時世だからピリピリしすぎなのかもしれませんし、実際去年の頭くらいまではそれが普通で平気だったはずなんです。でも、こういう状況だから、いいとは言えない精神状態だから耐えられなかった。パニックになるのを防ぐためには必要な手段だったんだと思います。

とにかく、電車の中や試験中にパニックを起こさなくてよかった。そして、パニックを防ぐ手段を発見できてよかったです。

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