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ニュースから距離を置くということ

こんばんは。今日はニュースとの付き合い方の話です。

上京してから、新聞とテレビが生活から消えました。実家には当たり前のようにあったものです。新聞は1年と2年の時にそれぞれ3ヶ月だけ強引すぎる勧誘に負けて取りましたが、それだけ。テレビはなくても生活できるなと思ったので最初から買っていません。今の部屋に至っては、テレビ線をベッドで塞いでいますね。

なので、ニュースを仕入れる手段はもっぱらネットです。Yahoo!ニュースとTwitterに流れてくるリンクで読みます。LINEニュースでは、衣食住に関する雑誌から持ってきたと思われる記事を読んでいますが今日は主に時事の話をしたいので割愛します。

基本的にタイトルを一通り読んで、本文を読みたいものはさらにタップ、コメントまで読むと言った感じです。政治でもスポーツでも経済でもそんな感じ(コメントが多いニュースはコメントが過激で疲れるので読まないようにしていますが)。1日数回チェックするようにしています。

ですが、コロナ関連だけはちょっと違います。基本的に記事の文責や出典を確認してからです。タイトルから判断できません。煽ってくるようなタイトルが多すぎるし、そういうタイトルをつけられた記事はえてして内容も??って感じのものが多いからです。さらに、コロナ関連のニュースのチェックは1日1回だけ。新規感染者数は目に入ってしまうことがあるけれど自主的には確認しないようにしています。

なぜか。1年以上コロナ禍と呼ばれる状態にある今もなお、溢れる情報という衣を着た強い感情に対処できる自信がないからです。そして、不安を誘起するような情報は拡散されやすく、いわゆるデマやフェイクはそのような不安や「拡散希望」のような連帯を求めるような要素を取り込んでいることが多いからです。

※参考文献
Bordia, P., & DiFonzo, N. (2004). Problem Solving in Social Interactions on the Internet: Rumor As Social Cognition*. Social Psychology Quarterly, 67(1), 33-49.
Miyabe, M., Nadamoto, A., & Aramaki, E. (2014). How do rumors spread during a crisis? Analysis of rumor expansion and disaffirmation on Twitter after 3.11 in Japan. International Journal of Web Information Systems, 10(4), 394-412.
Rosnow, R. (1991). Inside Rumor: A Personal Journey. American Psychologist, 46(5), 484-496.

私は、このようなメディアとの付き合い方を英語の必修で知りました。元々は震災における報道とデマについて調べていて、上にあげた論文もそこで知ったものですが、今とても役に立っています。この前Twitterにも出てましたね。

それから、3年になって、英語の必修でお世話になった先生の授業をまた取ったんです。オンラインでしたが。自己紹介の課題を送ったときに返信で「自分ではうまく対処できないから2週間くらい一切ニュースを見ていないんです」(私訳)とおっしゃっていたのも、私がメディアと付き合う指針になっています。

「無関心」なわけではないんです。最低限の情報は確認していますし。きちんと手洗いうがいをはじめとした対策もしています。でも、ニュースの見過ぎはストレスになってしまうので距離を置いている。それだけです。

友達にコロナ禍で鬱っぽくなってしまった人がいるのを知っているから、なおのこと意識し続けていきたいと思っています。

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