くるっぷで出来ること【9/28最新版】
前回の投稿から半年たらず、SNS市場は目まぐるしい変化を繰り返しているように感じます。
「くるっぷユーザーが増えたらいいのに」という単純な感情から投稿した記事は、今となってはやれ凍結だやれ有料化だなどと不安定なX(元Twitter)に代わる場所、あるいは自分に向いた居場所を探しているであろう方々の目に触れるものになっていることを踏まえて、改めてメジャーアップデート後の正式版くるっぷについてお話させていただきます。
SNSの場として判断材料をお探しの方、
くるっぷの使用感を知りたい方、
どんな使い方ができるのか気になる方
そういった方に向けて、2023年9月28日現在のくるっぷについて簡単にお伝えするのが本記事の目的となります。
(個人的にはXとくるっぷ、二足の草鞋で楽しんでいこうと思っている中、Xがあまりにも…あまりにも自分に向かないSNSへと変貌していくのでタイッツーはじめました。今のところ楽しいのですが今回は諸々割愛致します)
①はじめに
Q.くるっぷ is なに
A.TL型ブログ(公式Xより)
(個人的に表現するなら「TL付きブログ型SNS」かな長いけど。TLとブログと交流が合わさった他にないSNSです)
Q.何ができる?できない?
A.使い方はあなた次第
日常的なことをつぶやける!
一次・二次創作の作品を公開できる!
好きな感想作品などの投稿を簡単にまとめられる!
あらゆる数を非表示にできる!
投稿は何度でも編集できる!
課金しなくてもアカウントは二つ作れる!
フォローを承認制にできる!⬅︎NEW 9/27
18歳以上しか登録できない!
タグ検索しかできない!
誰が「いいね」したのかわからない!
センシティブ投稿は非ログイン者には閲覧できない!
Q.アップデート前後で何が変わった?
A.公式note
基本的な説明はこちらにまとまっています。規約やガイドラインのポイントなども別記事にて記載されておりますので具体的な内容はこちらを参考にされてください。
ここからはわたしの使用感を含めたお話です。
大きく変更があり最もユーザーが影響を受けたのは間違いなくUIです。要は画面の見た目や仕様で、分かりやすいところでいうとベースカラーは黄色から水色に変更され、サムネイルの表示もすっきりしました。ですが、クリップボードを主軸としたSNSであることは当然変わっておりません。
ということを踏まえたうえで2つに要点を絞って触れていきます。
変更点と留意点
新機能について
前回の記事と重複する部分も出てくると思います。また、大きく変更のない基本操作については端折っていますのであしからず。なお、説明環境はスマートフォン(iPhone)となります。
②変更点と留意点
とりあえず基本画面を押さえておけば◎
基本的な操作はこのアイコンから可能です。
左から順に、
メニュー・・・基本操作に加え様々な機能
ホーム ・・・TL
パブリック24(仮)・・・P(パブリック)TL
検索 ・・・タグや投稿種を絞った検索
通知 ・・・フォローやコメントの通知
投稿 ・・・投稿はここから行えます
パブリック24(仮)はまだ整備中の新機能のため後ほど触れるとして、アプデ前を知る者としてのポイントは投稿ボタンの実装です。これがあるのとないのとでは大違い……以前は全て投稿画面に移動しなければならなかったのが、今はどのページにいても投稿が可能になりました。
くるっぷの基本仕様として検索は全てタグが対象となり、タグ付けしていなければ検索に引っかからないのですがテキストや画像、クリップボードに絞った検索なども可能です。
(わたしは「投稿毎にタグ付けするまでものないなぁ」と感じるものはボードにタグ付けしてそこに放り込んでます)
通知については前記事でも説明したものと大差ありませんが、コメントやフォローの通知はわかりやすくタブ分けされたので見逃しにくくなったように感じます。特にコメント通知は改善され、通知とともにコメント文も表示されたり、返信までの工程が簡略化されたのが好感触でした。
投稿種は4つ
くるっぷで可能な投稿の種類は4つ。
かんたん(旧通常)
・・・テキスト/イメージと比較すると含めることのできる文字数や画像枚数は少なくなるものの、それでも日常的なぼやきや何かのお知らせ、感想等には十分なボリュームを持たせることができます
テキスト(旧WORKS>文字)
・・・主に小説やエッセイ等創作系の「文章」中心の投稿を想定している仕様。表紙の設定も可
イメージ(旧WORKS>絵/画像)
・・・イラストや漫画グッズ等「画像」の投稿を想定している仕様
サンプル(名称変化なし)
・・・同人誌のサンプル投稿を想定した仕様。年齢制限やページ数など基本的な情報を表記できる
「……ん?創作活動しないと投稿してはいけないの?」
→いいえ!!!!創作活動していてもしていなくてもアカウントを持ってもいいし投稿してもいいです!!!かんたん投稿しか使わなくたっていいんです!!!
です。実際わたしは感想用のアカウントをつくりました。何故ならば字数にとらわれず文字を連ねることができなおかつワンクッション機能が優秀だからです。(タイトルは隠れないためキャプションとして使い、ネタバレ感想は伏せ部分に……という投稿の仕方すごくいいので伝われ文字も画像ものせれるんや)
少々脱線しましたが大事なことなので。
それではここでかんたん投稿画面をご覧ください
最初は何を指し示すアイコンかさっぱりだと思いますが、投稿するうえで結構重要な内容なので触れておきます。左から順に、
画像の追加
・・・枚数だけで言うなら上限9枚
ワンクッション
・・・閲覧にワンクッションフィルターをかける
センシティブ設定
・・・年齢制限や刺激が強いものなどの注意喚起促す
ファンアート二次創作区分
・・・該当するものにあたることを明記させる
AI生成
・・・該当する投稿であることを明記させる
タグの追加
・・・既存または新規タグを追加する
詳細はこちらに記載がありますが特に太字についての区分は検索に関係してくる他、見る側にとってもくるっぷの運営にとっても大切なことなので忘れずに表記する必要があります。
知っておくと面白くなるかも
これはメニュー部分です。
ここから知っておくと便利だったり使うのが面白くなったりする機能をピックアップしてご紹介しておきます。
クマをポチっとすると更新される!
・・・上手く更新されない時、アカウントが切り替わらない時、新機能やバグ修正があった時、リフレッシュしてくれるのが一番上にあるくまさんのシルエット。何かあったらとりあえずポチっとしてください
タグ検索は時間泥棒
・・・タグしか検索対象にならないくるっぷにおいて大事な要素であることは言うまでもありません。タグ付きの投稿の分だけ出会いがあります。「雑記」や「ファンアート」「読書」などの定番からCP名や一次創作、なんそれ?みたいなのもあります
※一覧に出てくる基準は不明ですが見ている感じ特定のユーザーが個人用に作って連投しているものも出てくるようです
「プロフィール」は非公開にしていない限り非ログインユーザーに見えるが「プロフィール」以下に表示される投稿一覧は全て見えない
・・・ただし投稿ごとのURLを他SNSに投稿したものなど単独、もしくはセンシティブ投稿を含まないクリップボードは見られる
と書いたものの文章じゃ伝えづらいので表にしてみました。おそらく間違っていないと思います。が、責任は持てないので心配だったら要確認
ダッシュボードを制する者は投稿物を制する
・・・
ダッシュボードには自身の全ての投稿物と作成したクリップボードが集約されており、投稿種や公開範囲を指定した絞り込み検索と編集が可能。また、非公開で投稿したものはダッシュボードより閲覧編集可能。「せっかく下書きしておいたのに消えた……?」という時に思い出して欲しい、ダッシュボードの存在。
「投稿物から直接編集すればいいじゃん」
これは正解ですが、
ダッシュボードの何が便利かって……
ワンタップ(正確には確認画面があるのでツータップ)で削除と編集ができる!
上の画像はかんたん投稿でタイトルを付けてないものばかりなので何が何だかわからない投稿ですが。画像付きの投稿は画像が表示されますし、小説として投稿した作品は表紙が表示されるはずです。
自分の発言を読み返すタイプの人間であると同時に、作文で同人活動をしている身なので過去の投稿物の閲覧や管理がしやすくなったのはわたしにとって大きなメリットでした。
また、関係してくるところでいうと、くるっぷを使えば使うほど投稿やボード等管理したいものが増えるわけで。アプデで実装されたタイル型の表示方法のおかげで一画面の中に含ませられる情報が増えてとても楽になりました。嬉しい。
ユーザー設定
・・・設定>ユーザー設定から複数のアカウントの様々な設定をまとめて行うことができます。ちなみに、1つのアドレスで作成できるアカウントは2つ。くるっぷ+/月額550円に加入で+5つの合計7つとなっています。
※アップデートを機に新規受付を終了したくるっぷmini/月額110円に加入している人は合計3つ(自分はこれ)
※くるっぷ+についての詳細はご自身でご確認ください
ブロックやミュート機能他、多少お好みでカスタマイズ可能。自身を例にあげると下の画像が感想用のアカウントの設定画面です。
気をつけておきたい検索条件
・・・「検索条件に誰もひっかからない!?」
と絶望感にみまわれた時、一度検索条件を確認することをお勧めします。というのも、初期設定されている条件がお探しの条件とマッチしていない場合があるからです。
この場合、「検索の種別」が「ユーザー名/ID」だったらだれひとり引っかかりません。
this is 孤独――
この状態でファンアートや二次創作にまつわるワードで検索をかけてもそもそも「表示しない」設定にしているので見つからない……
なんてこともあり得るので、検索回りは条件や設定に気をつけておく!がベター◎
③新機能
これまで細かな修正や更新がなされてきました。中でも9月に追加された二つの新機能をご紹介します。
パブリック24(仮)
テストリリースされた仮名称機能。
「PTL」という文字の羅列、わからない方はわからないと思うので説明をしておくと「パブリックタイムライン」の略称で、TLにPが頭に付いた形です。タイッツーの方が先に導入していた機能ですが、くるっぷの特性を生かしたPTLとなっていてなかなか面白いと感じています。
PTL専用のフォーマットがある
PTLの投稿は24時間で消える
コメント不可、いいね可
PTLを見ている人にしか閲覧できない、
自身とフォロワーのTLに乗らない、
24時間で消えてしまう、
土台が全ユーザーという大きすぎるが故に、
その場に存在する小さなコミュニティを楽しんだり
誰かの存在を感じられる
そんな投稿機能です。
1.PTL専用のフォーマットがある
地球儀アイコンもしくはメニュー画面よりPTLに移動すると、
こんな感じの投稿フォームが出現します。
単純なひとりごとや美味しいものやお試し投稿やその時にのぼった話題について各々が発言したりとその場を楽しむ空気感です。
逆にその時出来上がっている「空気」みたいものが苦手だと感じる方も個人的にはいると思います。無理に使う必要はありませんし、気が向いた時その時々の文字や情報のご縁だったりするので見るも見ないも自由です。
2.PTLの投稿は24時間で消える
当然ながら、消えるから何を書いてもいいというわけではありませんし、公な場所だからこそ注意しなければならないこともあります。
ですが、自身のアカウントではフランクなつぶやきはしずらいという方が結構いらっしゃるようで、そういった方が気軽に使える空間という意味でくるっぷがより楽しい場所になるのならいいなとわたし自身思っています。
余談ですがこの機能ができるまで、くるっぷユーザーの存在は自主的にタグを漁るくらいしか感じられなかったのでPTLを流れていくつぶやきに「たくさん人がいる!」と妙な感動を覚えました。
3.コメント不可、いいね可
タイッツーも今の所同じ仕様です。
では何が違うか、くるっぷの「誰がいいねをしたのかわからない」匿名性の強い仕様のおかげでより使いやすい機能となっているように感じています。
タイッツーの辻いいね文化をご存知の方がいらっしゃるかもわかりませんが、「誰か」が誰なのかわかることによってフォロワーを増やす、認知してもらうことを目的とした「いいね」を結果ではなく手段として使うめんどくさいひとたちが現れるんです。(商売系や肌色多めのいかがわしいアカウントとかね)
それでできるご縁を完全に否定するわけではありません。けれど、少なくともわたしは趣味嗜好行動に基づいた内容に対してのいいねしか楽しいと思えないのも事実です。
そういう考えもあって、匿名であっても消えるとわかっている投稿に押されたいいねは純粋ないいねだと思います。ネット上の「袖振り合うも多生の縁」、楽しい機能に成長してくれると良いですね。
フォロー承認制の実装
待っていた方も多いのではないかという承認制機能。これまでくるっぷは投稿物の公開範囲をフォロワーに選べはしても、投稿側が誰をフォロワーにするのか選ぶことはできませんでした。
同士や同じ趣味を持った人にしか見られたくない、一定の人だけに公開したい、他同様の思いを持っていてもフォローさせる側の承認方法がなかったため、Xでいうところの鍵垢のような使い方は不可能だったのが、今回実装された機能で可能になったわけです。
ただし、申請を受けた側は現状「フォロー承諾」以外のボタンしか表示されず「拒否」はできません。そのため、承諾しないのであれば放置一択。申請した側の申請取り下げも不可の状態です。
④どんな使い方をする?
創作物の投稿をする
読みたいものをクリップボードでまとめてみる
趣味の活動を記録しておく
感想や考察を書いたり読んだりする
好きなイラストを作品ごとに振り分けてみる
タグ検索や一覧から新しい世界を探してみる
サンプル投稿をまとめてお品書きを公開する
いまみんななにしてんの、を覗いてみる
タグなし投稿を壁打ちしてアウトプットする
非公開ボードに入れた過去のメモを確認する
興味のあるアカウントをフォローしてみる
書く用と見る用のアカウントを作ってみる
作品を他のSNSでも共有してみる
様々な要因から新しく登録するSNSという枠組みのなかにくるっぷという選択肢が増えたのかな、となんとなく肌で感じています。
8月に行われたアップデート前より使いやすく改善されたように、これからもっと使いやすく楽しい場所になっていくことを期待しながらわたし自身も使っていきたいです。
自分に向いたツールや機能で楽しいSNS生活を!
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