小説家とライター

思い立った時、たまに小説を書きたくなります。

物語を書くというよりは、自分のなかに湧き起こる様々な思いを文章で表現したいという気持ちが強いのかもしれません。

最近は「文庫メーカー」「新書メーカー」なんてものがWEB上にあって、簡単に自分の文章を小説の形にできるから楽しいですよね。初めて見た時はとっても感動しました。

私が小説を書く時は、だいたい物事への不満や憤りなどのネガティブで鬱屈とした感情が原動力となっています。根暗なので。とにかく自分の書きたい表現や文体を新書メーカーにぶつけまくるのです。これはある種の自己満足であり、自己表現だと考えています。

小説を書いていて思うのは、「小説」と「記事」の文章は全く別物なのだなということです。前述した通り、小説は自己表現の部分が強いと思っております。文章を使って自分の想いを伝える……。つまり、文章は「自分を表現する」ツールなのだと。なので、変わった言い回しをしようが読みにくい文体であろうが問題はないのです。読み手の解釈次第でなんでもOKなのだと思います。

対してライターとして記事を執筆する場合は違います。記事は公の場に出されるものであり、子供から大人まで誰が読んでも読みやすいものを書かなければいけません。読み手の解釈に委ねず、どの層に対しても内容がしっかり伝わることが重要です。私自身、言葉や漢字の使い方をとても気にします。自分をゴリゴリに出さないようにしつつ、自分なりの文章を模索する……このバランスはとても難しいなと。私は可愛い文体を目指しているので、語尾にハートをつけがちです♡あまりつけすぎると「こいつヤバいな」となるので控えていますが……。

素敵な文章が書けるように、今日も奮闘中です。日本語は奥が深くて本当に楽しいですね。


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