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「おかしな夢 ~ 夢日記より」

 駐車場で、鍵を預けるために順番を待っていた。
 坊主頭の男が、列の左側からやってきて、いきなり腕を掴まれて、
 そして大きな建物の中に引きずり込まれた。

 文化ホールのような大きな建物の中で、全体が薄暗かった。
 入った途端に、何か邪悪な空気を感じた。

 向かって左側に視線を移すと、2~3人の男が毒を調合している。
 さらに右奥を見ると、中年男性がバスタブに浸けられている。なぜか着衣のままだ。
 さらに建物の奥に進んでいくと、何人もの人たちがいた。

 「ここにいてはいけない。なぜ逃げようとしないんですか?」
 「今までにも、何度も逃げようとしたが、成功しなかった」
 「とにかく、すぐにでも、ここを出ましょう」

 その人の手を引いて、外に出た。

 外には出られたが、その後、どういうわけか体がうまく動かない。
 後ろから見えない力で引き付けられているかのようだ。

 その力に全力で抵抗して、歯を食いしばり、踏ん張って、
どうにか走りぬけ・・・、

  見知らぬ街の交差点に出た。

  ここは一体どこなんだ?

   **  **

 この内容から、何か思い出しませんか? 

 オウム真理教によるサリン事件が起きる少し前に、この夢を見ているのです。  
 単なる偶然だとしか言えないのですが、そう思いきれない自分もいます。

 もしかすると、同じ頃、同じような夢を見た人が、何人もいるのではないかと思ってみたりもします。


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