自分を素直に受け止める
私にはとても信頼し尊敬できる上司がいます。
ある時、営業の帰りの道中で「あなたの性格はニュートラルだよね。自分はそこにとても支えられている」と。初めて聞いた言葉でその時の私は"ハテナ?" が頭をぐるぐると巡っていた。
意味を聞いてみると、車のエンジンに例えるとどのギアにも繋がっておらず中立状態を保ち続け状況によりドライブにもバックに入りギアチェンジして進んでいくそう。
もう少し深く聞いてみると自分の考えに固執しすぎず、チームで決まった方向性に対し納得し進んでいけると。この時、その通りだなと納得し腑に落ちたのと同時に少し複雑な気持ちにもなった。それは長所かもしれないが、自分の明確な意思を強く持たず、すぐに流されてしまっているのではと思ったから。当時は、チーフという役割を頂き自分の立ち位置に悩んでいる時でもあった。
上司とこの話をして二年が経つ。
この時から私の理想とするリーダー像は、「私はこうすべきだと思います!だからみんな着いてきて」と言えるようなドライブのギアのようにどんどん突き進むチーフにならないといけない。ともがくばかり。
POOLOに入った理由も、ニュートラルな自分から脱却をしたかったから。
POOLOがスタートし4ヶ月、そしてこのnoteを書き始めて1ヶ月経つ。
書き出しの頃は、この期間でニュートラルな自分を脱却出来た事を書いてみよう!と意気込み書き始めたはずなのに、全然出てこない。
私にとってこの4ヶ月はかなり濃密な日々で、チームメンバーで行った
マインドマップやキャリアデザインゼミ、四角大輔さんの講義を通して
自分を見つめ直す時間が深く多くあった。四角さんの『人生やらなくていいリスト』を読み、あるページにこんな事が書かれていた。
イビツなままでいい
人は誰もが、パズルのピースのようなイビツな形をしている
デコボコが強制された丸い形では、他のピースとくっつかないし、隙間と埋め合うこともできない。
自分の得意、不得意を知り勇気を持って認めること。
本を読みながら心のもやもやと生き急いでいる心がザワザワしている感覚がスッと消えて気持ちが楽になった。きっと私はこのままで良いのかもと思った瞬間、2年前に所長に熱弁しながら見せた自分の書いたイラストが蘇ってきた。(今思うと恥ずかしい笑)
「お互いに持つ長所を発揮し、短所を補い、手を取り合いチームで進んでいくこと。自分はこういうリーダーを目指します!」と熱く熱く熱弁していた事を思い出した。
自分を変えなければいけない事もある。けれど必ずしも変えないといけない訳ではない事を私は学んだ。私らしさは結局の所変わっていないけれど、これが私なんだ。と確信できた事が大きな一歩だと。
この数ヶ月、所長代理を務めないといけない立場になり、ドライブ(どんどん突き進む存在)な後輩に、私には足りない事が沢山ある。だから力を貸して欲しいと伝えられた事。これは自分を素直に受け止められた証だと。
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