【日記】齢24にして初めて松屋に行く
先日、「粂樫トンネルという心霊スポットをご存知ですか」という記事を公開しました。
粂樫トンネルを知っている人がいましたら、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
◇ ◇ ◇
今日、買い物に行きまして。
先月に引っ越してからスーパーというものが徒歩圏内になくなった私は、結構な量をまとめ買いするようになりました。
おかげさまで今日もパンッパンの買い物袋を両手に提げ、帰ろうかなと駅へ向かうと、はっちゃめっちゃに人が多い。
帰宅ラッシュだし仕方ないとはいえ、人混みが大の苦手な私は夕飯を兼ねて松屋に入ることに。
これサラっと書いたけど、一大事よ私にとっては。
何せ、松屋って行ったことなかったのだ。人生初。
そもそも、私は外食を滅多にしない。
別に高いからとか体に良くないからとかではなくて。
単純に、注文できるかが不安なんです。飯の。
初めてのお店って、作法がわからなくておろおろしたりしませんか?
食券制なのかカウンターで注文するのか、注文はボタンを押すのか店員さんに声をかけるのか。お冷は持ってきてくれるのかな……セルフサービスかな、あ、料金前払いなんですね、すみませんすみません。
A:店員さんに聞けばいいじゃん。
おっしゃる通り。でも、超絶人見知りな私にとって店員さんに話しかけるって、エグい程のMPを消費する。ついでにHPも削れる。
A:じゃあ初めてじゃないお店に行けばいいじゃん。
それは本当にその通り。でも、私初めてじゃないお店の方が少ない。
行ったことあるのはサイゼとマック、あとすき家。すかいらーくは未踏の地。
というのも、これは私が地方出身なことに由来する。
私の地元は結構な田舎で、地方ファミレスみたいなのがあった。基本、友人と遊ぶときとかは大抵そこで食事になった。
それに加えて、実家があんまり外食をしなかった。私も私で母の作ってくれるごはんが大好きだったので、自ら外食を望むことはあんまりなかった。
まあ、要は「私にとって松屋に足を踏み入れるという行為は、口の中カラッカラになるほど緊張するものだった」ということだ。
さあ、御託はいい。さっさと松屋に入ろうではないか。
両手にお買い物袋を提げたまま、自動ドアの前に立つ。手を近づけると若干心配になる挙動でドアが開いた。
店内には5組程度のお客さんがいるだけで、あまり混んではいない。好都合だ。
席に向かって歩を進めながら、私は周囲の観察を怠らない。右手やや奥にウォーターサーバーが見える、どうやらセルフサービスか……
!!
危ない。左手に食券機を発見、危うく食券を手にせず席に着くところだった。
たどたどしい手つきで食券を購入する。とりあえず、シンプルに「牛めし」を選択。400円って安。
さて、これを店員さんに渡せば注文完了か……変な汗かいたぜ。
……え、今食券はそのままで席につけみたいな言わんかった?この機械。
聞き間違いか?いくらなんでも令和のこのご時世にそんなことできるわけ……
……いや、お渡し口の上らへんにモニターあるな。番号書いてある……あっこれマクドナルドと同じシステムだ。
席は別に自由だよね……と不安になりつつ適当な席に腰を下ろした。
しばらく何も言われないことを確認して、お冷を取りに行く。
え!玄米茶あるじゃん、嬉しい。
やった~、私玄米茶って大好きなんだよ。
もうこの時点で松屋来てよかった。すっかり乾ききった口腔内を、冷えた玄米茶が潤してくれる。
お、番号呼ばれた。早いねえ。
いかにも「私は松屋になれていますよ」という顔をして、店員さんからほかほかの牛めしを受け取る。じゃ、いただきます。
……うま!
めっちゃ美味しい。ふんわり出汁の味がして、すき家より優しめの味。すき家はすき家でパンチがあって美味しいが、死線をくぐりぬけ疲れた身体にはこれくらいの優しさが染みる。
松屋、めっちゃいいじゃん。店員さんとのやり取りもないからMPもあんまり消費されないし。安いし、美味しいし。注文も、ギリ初見でいけたし。
味 ★★★★★
雰囲気 ★★★☆☆
初見殺し ★★★★☆
↑個人的な感想です。数字に意味は特にありません。
いやーでもめちゃめちゃ感動です。世界が広がった。松屋行けて、本当によかった。
でも、皆知ってんのか。松屋が最高なことなんて。
今さらか。
はいじゃあおしまい。おつかれ。
それじゃあね。
【追記】
なんだかんだしょっぱくて喉乾いたので家に帰ってソルティレモネード作った
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