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【日記】あずき洗おか、酢でもんで食おか

カフェラトリーさんのプレゼント企画に当選した。
ものすごく嬉しかったし、こういうのって本当に当たる人がいるんだと当たり前のことを思った。カフェラトリーさん、本当にありがとうございました。

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高校時代の友人がVtuberになっていた。
本人から聞いたわけではなくて、普通にネットしてたら見つけた。

あれ、昔こんなハンドルネーム使ってた友人いた気がするなと思い動画を再生してみると、聞き覚えのある声が自己紹介を始めた。聞けば聞くほど友人だと確信した。もう目を瞑れば中の人の顔しか出てこない。中の人を知ってるとこうなんだ、という気持ちと、我ながらよく気付いたなという気持ちとがない交ぜになりながら、とりあえず気持ちばかりのスパチャをしてブラウザバックした。

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ちょっと前にクロワッサン(雑誌)で「塩あずきが今キテる」的な記事を読んだ。その時は特に何の関心も持っていなかったが、近所のスーパーで乾燥あずきを見かけた。

500gで500円(税込み)。高いのか安いのか全くわからんがとりあえず買ってみた。たまにはあずきを茹でる夜があってもいい。

あずきを茹でる術を知らなかったため、とりあえずクロワッサンに載っていた茹で方を確認する。なるほど最初に軽く洗って、柔らかくなるまでひたすら煮て、適当なタイミングで塩を加えるそうだ。こんなに簡素な説明なら勘で茹でても大丈夫だったかもしれない。

ここでひとつ発見。あずきを洗うときの、しょきしょき音はなかなか心地いい。夜ごとひとり川べりであずきをしょきしょきしているあずきとぎの気持ちもちょっとわかる。あずき洗おか、人取って食おか。人食うのはちょっといただけないかな、私的には。

さて、無事茹で終えたので、とりあえずきゅうり、玉ねぎと混ぜてマリネにしてみた。
あずきマリネってマジでと思うよね。
でも美味しかった。一気に素朴な味わいになって郷土料理感が出る。味付けは多分適当でいいので、ぜひやってみてください。

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最近私の趣味に料理が入ってきている気がする。
別に凝ったものがつくれるわけでもなければ余り物でちょちょいって作れるわけでもないけど、あずき茹でたりじゃがいもの皮むいたりしてる時間が結構好きかもしれない。

あと、誰かと一緒に料理がしたいと常々思っている。
誰かと一緒に料理して、誰かと一緒に食べる。洗い物はじゃんけんで決めよう。

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そういえば、朝井リョウさんの「正欲」を読んだ。うわあ、すげーって思った。
朝井リョウさんの著書を読むのは高校のときの「星宿りの声」以来だ。作風というかテーマというか……はかなり違ったけど、何気ない情景の、独特で瑞々しい描写が共通していてなんだか嬉しかった。面白かったし、圧倒的な才能でぶん殴られたような気がした。

◇ ◇ ◇

思えば高校の頃って(今と比べて)めちゃめちゃ本読んでた。今は滅多にしないゲームもしてた。勉強も頑張ってたし、ギターにも熱をあげていた。友人と頻繁に遊びにも行っていた気がする。

なんであんなに色んなことができたのだろう。
元気があったのかな。情熱っていうのか。そしてそれをやれる時間もあって、また時間の使い方も今よりずっと上手かったんだろう。若いって、そういうことなのかもしれない。

◇ ◇ ◇

これを書いている現在21時46分、ふと散歩に行きたくなってきた。
私はどちらかというと山や田んぼといった自然の中の散歩が好きなのだが、辺りは残念ながら住宅街だ。それでも、夜はいつもとちょっと違って楽しいかもしれない。

行ってみよう。

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