見出し画像

【5Kモダン】 ネコビート の記録

とあるデッキを書き残します。


記事の導入という、こばなし

Q. いや、そもそも《 5Kモダン 》って??
A. はい、超ローカルな旧入間県土着フォーマットらしいです。

画像引用元

参照するのが「トリム値」という値。
もし、このファーマットが大人気になると「環境カードの金額が上がり、自動的に禁止になってしまう」という自浄作用が発動する。
またあるあるとして、激安カードだがSecret Lair版など特殊仕様が入ってしまうとこの値は突き上がる。だが再録にて思わぬカードが安くなることも。新セットプレビューにてニッチな盛り上がりを見せる界隈でもあるのだホントか?

デッキを作った経緯

5Kモダン環境は有識者が「旧スタンを類似カードで再現出来る」など評されている。だが筆者は《ゼンティカーの夜明け》からの初心者。日常的に紙もアリーナも回していないので知識が乏しかった。(初めて作った5Kモダンもスタン落ちしたデッキを改装したものだ)
新しくデッキ作るに際し、情報収集を始める。

YouTube、WIKIや晴れる屋の旧スタンで活躍したカードを調べる。・・・が、膨大でもう何がしたいのかわからなくなったので、色とアーキタイプから狙いを定めることに。
始めた当時のエルドレインやM21など含む環境で《光輝王の野心家》《議事会の導師》《オラン=リーフの軟泥》など好んで採用していた事もあり、緑白でビートダウンだ!!と決めアーキタイプ検索・・・で出会ったのがこれ。

白緑ビートダウン/WG Aggro
これをベースにしました。

では、本題のデッキ紹介へ。

デッキリスト(2023/11/25版)

出来上がったVer.1.0がコチラ。

基本土地除外。作成は http://www.magic-factory.net/ にて

猫が殴る → SUCCESS!!!

テーマは由緒正しい猫部族デッキ。
場にクリーチャーを並べ、ロードによる修正を加え、緑白らしい呪文で敵の脅威を排除しつつ高火力を通して、6ターンを目標に勝利を目指します。

まずは主力猫。

2マナ3/3 と 二段攻撃持ち

色拘束がキツイ代わりに、恵まれた体躯のネコ科アタッカー。除去で崩されやすい戦法ではあるが、この子らは死してなお戦場に戻って張り付くオーラ持ちだったり《永遠》など能力も有しており、転んでもタダでは起きない所がさらにGOOD。

そしてロード猫。

パワー+2に置物破壊、警戒付与がつよつよ丸

この手の戦法は1T.クロック→2T.ロード・・・という流れがセオリーですが、猫ロードは総じて3マナ域で展開がひと段階遅い。早い赤のデッキに押し切られてしまいそうだが、修正付与する側される側ともに殴れる最低限の地力があるので、最悪、素の力で無理やり押し込んで行く。

相手のクリーチャーが立ちはだかろうが力でねじ伏せ、拳を入れ続けるIQ3の頭脳派高等戦術「ネコビート」。部族テーマはセットに新規が収録されるたびに、新たな強化が見込めるので息が長くあって欲しい。(ニューカペナ、イクサランからも優秀なNEKOが参入してるし今後もなんか来るやろ理論)

ここからはいくつかカードをピックして紹介。

置物に人権などない

気ままに動いて家のモノを壊すという
猫あるあるをゲームに落とし込むウィザーズ

《猫の君主》により戦闘ダメージで猫一体ごとにアーティファクトかエンチャントが割れる。これにて悪さするエンチャも装備品もファクト生物も絶対葬る猫軍団が今ここに完成する。鋼の意思で貫通させるためにトランプル持ちも採用。

宝物が色拘束の厳しさを緩和。お前も3マナか・・・

この他に、出たとき+1/+1カウンター置いて、カウンター持ちにトランプルを与えるM21の《誇り猫》の採用も考えたが、こやつも3マナでもう入れる隙間が無かった。

《ドロモカの命令》のモードでもエンチャントに触れられるうえ、サイドに《萎れ》(現在は《自然への回帰》)も控えているので、何が何でも置物が存在する余地を与えない構築に気づいたら勝手になったのである。

優秀なモード選択呪文

IQ3戦術を手助けしてくれるのがこの呪文たち。

このデッキを成立させている1枚
筆者大好きキッカー

「どのカードを採用すれば」という悩みを解決してくれるなんと便利なモード選択。
2枚とも「+1/+1カウンター」&「格闘」に加え
《ドロモカの命令》はエンチャと火力呪文に対応
《豊穣の碑文》はパワー参照ライフゲイン
・・・と出来るコトの幅が広く、サイドボードの圧縮にも繋がる。まあ9割使い道は場を無理やりこじ開ける筋肉解決呪文である。
そしてもう一枚

攻めと守りのプロテクション

《抵抗の妙技》
プロテクションは最後の一撃を通す用。「ターンも進み場も温まって来たけど敵側にも強力なクリーチャーが!!」的な場面で、対戦相手の計算を狂わせるスパイスとして主に使う。除去から守る時に使うのはむしろ苦肉の策。

メイン採用呪文はこの3種。
手札に握っていれば楽しく戦闘を仕掛けられる。2ゲーム目以降はマナ立てた状態で殴るだけでブラフになると信じたい。

猫の遊び場

まさにいぶし銀

《鳥獣保護区》
色が出ないので初手にあると焦る。+1/+1カウンターを乗せる能力は、コンバットトリックの駆け引きやインスタントを構えてスカッた時のマナフラ受けにもなる。棒立ちになりやすいロードをサイズ上げて殴らせるキッカケにも。個人的に好きな一枚。

近年の新録猫でさらに強化

《マラメトの模範、クチル》
脳筋ニッコリ呪文妨害に加え、ドローまで付いたアンコモン3/3猫。
ドロー条件達成にはロードが居なくとも、クチルに+1/+1カウンター置いて殴るだけでも可。「1体以上」のデバフはあれど二段攻撃持ちの《典雅な襲撃者》も居るため2枚も見込める。タイミング的に手札が枯渇し始める4.5ターン目に発動が出来れば満点である。インスタント呪文、土地ともにかみ合う構築なのでまさにシンデレラフィットな猫だった。

使用感と雑感

\たのしい、パワー!!/

我が闘争より

今後の強化案

唯一の欠点はトリム値だいたい300円

除去対策、コントロール対策は必要。
考えている1枚が《暴君への敵対者、アジャニ》。+1/+1ばら撒きに2マナ以下リアニ、欲しいものがすべて揃っている。全除去後食らっても立て直しに使える。あれ?でも落とされにくさでは《フェリダーの撤退》でも良いのではないか?ほぼ機能一緒では? 《〇マナ以下を墓地から戦場に戻す》系は白のソーサリーでよくあるのでその辺りの採用も要検討。

ほか検討対象のカードたちというか構築時に弾かれたやつ

追放がえらいが・・・
トークンも「猫」付けろぉおおおおおお
もしくは2マナに
トリム140円前後で高い
他に大量の1マナ猫も居るが割愛

紙をしばいて米を手にする

2023年11月主催大会にて入賞。筆者行きつけの店舗で5Kモダンを主催して下さっている【彼の地】様の大会《きずな杯》なんと優勝賞品がお米、米なのである。お菓子は見たことあったがこの大会は米だ、お米なのである。
さらに入賞デッキはnote解説の栄誉を貰える。解説あるので、ぶっちゃけこの記事書く必要無かった。

リンク先にて他の入賞デッキが確認できるが、「十人十色」「研ぎ澄まされている」「斜め上の発想」などの評価をSNSで受ける珠玉のリストたちだ。是非ともご覧頂きたい。ホントすごい(小並感)

狂うほど愛おしい青緑キッカーの記事はまた今度

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?