真冬に締め出された話
こんにちは、みーです。
あけましておめでとうございます。(遅すぎ)
年末年始を終えて、日常生活に戻って数週間の今日、事件が起こりました。
真冬にベランダに締め出された!
0歳児の娘によって。
まさか、まさかですよ。
テレビで何度も見た話で、これなったらやばいわ〜的な思ってたことが、現実に起こってしまいました!!
もうそれは突然に。
ということで皆さん本当に本当にお気をつけ下さい!という思いと共に実体験を書き記しておこうと思います。
それは洗濯物を干している朝に起こりました。
私の洗濯物の干し方は、部屋の中で洗濯物を全てハンガーにかけてしまって最後にベランダに持っていって干すというスタイルです。
今日も何も変わらずいつも通り部屋の中でハンガーにかける作業が終わり、あと外に干すだけの状態にしていました。
大変なのがここから。
娘は後追いがひどく、いつも洗濯物を干している時ベランダの扉にべたーっとくっついてどんどん叩いてきます。
そこで反応しなかったらわんわん泣くので、網戸にしてずっと声かけをしていたこともありましたが、娘の"ここを突破してママの元へ行ってやる!"という思いが強すぎて網戸が破壊されかけたので、扉をしっかり閉めることにしていました。
扉を少し開けていたら良かったのですが、うちはマンションの上の階なので、万が一開いているところから外に出て転落、という恐れの方が勝ち、鍵のことは頭にはよぎっていたもののしっかり閉めて洗濯物を干していました。
部屋の中で洗濯物をハンガーにかけている時は、隣の部屋の私が見える位置で楽しそうに遊んでいたのですが、私が外に出る(ベランダの扉を開けた)とわかった瞬間、いつもの如く高速ハイハイでこちらにやってきました。
私もそれに負けじと扉をしっかり閉めて洗濯物をかけはじめました。
このかける時間、およそ1分程度。
その間、娘はいつもと変わらず扉をバンバンしたり顔を押しつけていました。
干し終わって振り向いて娘と目が合い、お互いにこっと笑い扉に手をかけた時...
"ん?開かない。"
異変を感じました。
はじめは娘が強い力で抑えているのかもと思い、「あけてー!」とふざけていましたが、これはおかしい。
まさかと思い鍵の部分を覗き込んでみると、
閉まってる!!
なんと7割くらい閉まっていたのです。
(うちのベランダの扉は下半分がモザイクのようになっていて見えません。)
これはやばい、やばいやばい。
とにかく焦りました。
娘はママがふざけていると思いにこにこ。
どうにかして開けてもらわないと、と思った私は扉越しに指で誘導して鍵を指しました。
「ここさわって!!」
すると通じたのか娘はにこにこしながら鍵をちょんっ。
ソフトタッチっっっ!!
「もういっかい!ここぎゅってして!」
また触ってはくれますが0歳の娘の力では下がらず、お手上げ状態。
これはとりあえず旦那さんに連絡しないと!と思ったのものの、、
携帯がないー!!!
そう、部屋の中に置いてきてしまっていました。
「もうどうしよう。どうしよう。どうしよう。」
この言葉しか出てきません。
おろおろしているのが娘に伝わってしまったのか、機嫌が良かった娘がふにゃふにゃ泣きそうになってきて、それもまたどうしよう。
夫が帰ってくるのが早くて18時半。
いや、無理!待てない!あと9時間この子を一人にできるわけない!!
最後の手段、ベランダから一縷の望みをかけて
「すみませーーーん!!!」と叫びました。
中々誰も反応してくれません。
そりゃそうですよね、怖いですよね、いきなり外からすみませんって聞こえても。
私でも中々外に見にいかないと思う。
これじゃ誰もきてくれないと思ったので
「たすけてくださーい!!」と叫びました。
3分くらい娘の様子を見ながら叫び続けた時、向かいのマンションの方がベランダに出て来てくださいました!!!
「こっちです!こっちです!」
必死に叫んでこちらを向いてくれた方に事情を説明。マンション名、部屋番号を伝えて管理会社に電話をしてほしいとお願いしました。
「分かりました」と言って電話をかけてくださり、大声で気がついてくれた他の方々も出てきて声をかけてくださったりと、人の温かみに触れて感動、、したのも束の間。
娘は中々こっちに戻ってきてくれない様子にギャン泣きし始めてしまいました。
必死に声をかけますが、ギャン泣きモードの娘には届きません。
もう扉にしがみついてわんわん泣いて、どうしようもありませんでした。
そんな時にはらりっ。あ、雪だ。
さっみぃぃぃぃぃ!!!
そう言えば私パジャマでした。
手も靴下も履いていない足もキンキン。
いや、そんなこと言ってる場合じゃない。
娘が泣きすぎて嗚咽し始めています。
このまま泣き続けて発作でも出てしまったらどうしよう。と怖くなり、とにかく泣き止ませないと!とベランダの扉の外から変な動きをし続けるものの、ギャンギャン泣き。
それでも母は諦めない、娘も諦めない(こっちきてよ!と泣いている)
そんなこんなを15分くらいですかね、(体感はもっと長かった)していた時
「おーい!!」と下から声が聞こえました。
覗いてみると、管理会社の方々!
「今から入らせてもらいますね!」との声に
私は全力で
「おねがいしまーーーす!!」
(サマーウォーズ風)
こんなに心の底からお願いしますと思ったことはありません。
それから部屋番号とチェーンをかけていることを伝えると「大丈夫です!」と言ってくださいました。
とりあえず、相変わらずギャン泣きの娘のところに戻って、「あとちょっと!がんばれがんばれ!大丈夫!」と声をかけ続けました。
それから5分もしないうちに管理会社の方々が部屋の中に入ってきてくださり、まず扉にしがみ付いてギャン泣きの娘を1人の方が抱き上げてくれて、もう一人の方が鍵を開けてくださいました。
「ありがとうございます!!」とお礼を言い、娘を抱きしめました。
扉が開いた瞬間の心の底からのよかった、助かった!という気持ち、一生忘れません。
大袈裟なのかもしれませんが、本当に辛い30分でした。
娘もとっても辛かったと思います。
管理会社の方も、"こんな小さい子が鍵閉められるんですね"と驚いていたように、私も本当に驚きです。
予測していなかったからこそ、自分の身に起こってしまいました。
もし何かのご縁でこの記事を読んでくださった方がいらっしゃいましたら、自分にも起こり得るんだなと思って頂けたら幸いです。
そして今回学んだことの一つに
"携帯を肌身離さず持つこと。"
本当に携帯を携帯しない癖をなおします。
今回、気づいてベランダに出てきてくれて、話を聞いてくれて電話をかけてくださった方には感謝してもしきれません。
遠くてどんな方かはっきりお顔を見えなかったのですが、なんらかの形で必ずお礼したいという気持ちでいっぱいです。
まとまっていない文章でしたが、読んでくださりありがとうございました。
これが誰かの目に触れて、同じようなことが起こらないことを願っています!
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