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【社会人留学】留学決意~ビザ承認までにかかった時間と流れ

2024年3月から人生2回目のカナダ留学へ旅立つ。
前回は短期だったので、1年以上の長期留学は今回が初めて。
備忘録がてら、留学を決意してからの流れと、それに要した時間を書き残しておく。




【2023年8月】留学決意

お金を貯めてもう1回留学に行きたい!と思ってはいたものの、なかなか決心がつかず、新卒で入社し約4年半が経とうとしていたころ。

現職での職種(広報)はとても好きだから、この道を究めるべく1度がっつり勉強がしたい・・・もっと言えば1回くらい海外で働いてみたい・・・でもいきなり現地就職は厳しいし、留学しても遊びってみなされて帰国後の就職に苦労しそう・・・と、ひたすらもやもや、うじうじする毎日。

そんな中、コロナの規制が緩和されたので、お盆休みに3年ぶりの海外(グアム)へ旅行に行った。

英語が飛び交っている環境や、どことなくゆるさを感じる町や人の雰囲気、なによりも現地の人々がにこにこ、のびのびと働いていたのを見て、「やっぱり海外が好きだなー」と再認識。
グアムの綺麗な海をぼけーっと眺めながら、将来を気にしすぎず、やりたいことは今やろうと決意を固める。

まずまとめたのは、わたしが留学でやりたいこと。
① 広報/マーケティングを基礎から学ぶこと
② 外国で働いて生活できるという自信をつけること

主にこの2つだったので、専門学校に通ったあと現地でインターンシップができるカナダのCoop留学に決定。
トロントは短期留学で行ってあまりの寒さに恐れおののいたので、今回は比較的温暖なバンクーバーに決めた。
また、広報を学べる学校はほぼなかったので、マーケティングを学ぶことにした。


【9月】ひたすら情報収集、入学テスト受検

3社の留学エージェントと面談し、1か月かけて情報収集。留学エージェントは友人からの紹介のほか、ネットで探した。

私立カレッジへの入学には入学テストをパスするか、IELTSやTOEFLなどのスコアで英語力を証明する必要があるが、語学力が足りない場合は、カレッジ前に数か月間語学学校(ESL)に通わないといけない。

あいにくIELTSやTOEFLは受けたことがなく、学費の見積もりを出してもらおうにも語学学校に行く必要があるかどうかがわからなかったので、一旦入学テストを受験することにした。
3つの学校で迷っていたので3回テストを受けたが、学校によって試験内容が大きく異なった。
基本はリスニングとリーディング。学校によっては200字程度のライティングや、講師とオンラインで繋いでのスピーキングもあった。

2つの学校で2カ月間ESLが必要との判定だったので、そこから逆算して渡航時期を決めていく。(ちなみに1校はESLなしでの合格判定が出たが信じられなかったので、ESLは2カ月申し込むことにした)


【10月】学校、留学エージェント確定

仕事で10月末に大きなイベントを控えていたため忙しく、正直留学準備どころではなかったが・・・
とはいえ時間もないのでちょこちょこ進めていく。まず学校と期間を確定させる。

半年では学べる内容が薄い気がするので1年間通いたいところなのだが、もしバンクーバーが肌に合わなかった場合に後悔しそう・・・という不安がぬぐい切れず。
結局、半年間と1年間コースの両方を開校しており、途中で期間延長ができる学校に決め、3社から見積をもらった。

同時にどの留学エージェントに頼むか?を決めたのだが、判断基準は以下2点。

◎現地オフィスがある
(おそらくお世話になることは少ないだろうけど、何かあったときに安心だし、学校以外にも雇用状況や治安など現地の状況をリアルタイムで知りたかったので。選んだ留学エージェントは担当者がCoopのデジタルマーケティング卒業生で、良い面・悪い面、包み隠さず教えてもらえたこともポイント高かった)

◎値段
(長期なので費用も高い。学費の割引やホームステイ手配料などはどこも同じだったが、為替レートが大きく違うので注意)


【11月】学費支払い、ビザ申請に必要な書類集め

学校と期間、エージェントが決まったら次は学費の支払い。11月は円安絶頂期だったので、$1CAD=110円で泣く泣くお支払い・・・。

その後、11月の終わり頃からビザ申請に動き始める。
ちなみにCoopは「学生ビザ」の申請にあたる。就労許可証もセットで発行されるので、切替の必要はないとのこと。

最初に行ったのは、IRCC(MyCIC)のアカウント作成。これはビザ申請を行うカナダ移民局のサイトで、アカウント登録後、指紋登録以外はすべてオンラインで申請が可能だった。

11月中に集めたのは以下の書類。
・残高証明書の発行(口座に1年分の滞在費を入れておくこと)
・パスポートのスキャン
・顔写真(携帯でOK)
・学校からの入学許可証、就労許可証(留学エージェントが手配してくれた)

【12月】ビザ申請完了

2024年1月の学生ビザ申請分から必要な残高証明書の金額が値上がりするということで、12月中に絶対申請を完了させなければいけなくなり、かなりひやひやしながら手続きを進める。なんて計画性のない女なんだろう。

学生ビザ申請書(IMM1294)を記入し、11月中に集めた書類たちとともにIRCCにアップロード。
それと同時にビザ申請料+バイオメトリクス(生体認証)登録料の$235CADを支払い、無事申請完了!

申請後24時間以内にバイオメトリクス認証を登録してください、という案内がアカウントに届く。(もちろん案内は全部英語)
そこで初めて、バイオメトリクス登録は東京か大阪でしかできないことを知った。馬鹿すぎる。

バイオメトリクス登録後にビザの承認プロセスが進むため、留学エージェントからはなるべく早く登録に行くよう勧められ、何とか仕事を調整し1月上旬に予約を入れる。

バイオメトリクス登録には
・予約表
・同意書(予約表と合わせて送られてくる)
・パスポート原本
持参なので、追加で何か書類を取り寄せる必要はない。(ただ交通費がかかる・・・もうちょい拠点を増やしてくれ)


【2024年1月】バイオメトリクス登録、ビザ承認がおりる

閑散期なのか、平日だったからか、バイオメトリクス登録会場(大阪)も私一人。
そのおかげか予約時間の15分前から入室でき、即座に案内される。顔写真撮影と指紋登録だけだったので5分くらいで終了。予約時間前に退出した。

その直後から、
指紋登録できたよーカナダ移民局に送るよー
カナダ移民局にデータが渡ったよー
などなど進捗報告のメールが届く。
こりゃビザ承認も早そうだなーと思っていたら、3日後にビザ承認のメールが。予想以上に早かった。カナダ政府ありがたい。

留学エージェントからも1月にバイオ登録できれば間に合いますよ!と言われてはいたが、留学まで2カ月を切っていたのでじつはそこそこ焦っていた。
航空券も値上がりするし、当たり前だが、ビザは早めに取るに越したことはないなと思った。


ビザ申請に留学エージェントは必要だった?

ビザ申請方法は様々なサイトで調べられるので、留学エージェントはマストではないと思う。
事実、留学エージェントを挟んだことで書類の確認時間が増えたので、自分で進められるならそうした方が断然早い。

ただ個人的には、留学エージェントを使って良かったと思う。
理由は単純に「フルタイムで働きながら手続きを調べ、書類を用意する体力がなかった」から。

書類はカナダの受入れ校や銀行からも集めないといけないので手間がかかるし、学生ビザ申請書の記入方法や申請にかかる日数など、手続きを進める上でちょいちょい疑問点が出た。
留学エージェントを介せば、自分がやることは日本での書類集めと書類記入だけで良いので、そのほかの手続きを調べる時間に回せるし(社会人留学は健康保険や年金など退職にまつわる手続きも必要になるので、とにかく調べることが多い)、何より疑問点をすぐに聞ける安心感があった。


これからやること

ビザを無事ゲットし、仕事も1月末で退職するので、いよいよ本格的な渡航準備がスタート。

・退職に伴う健康保険の変更と年金手続き
・企業型確定拠出年金をiDecoに移すかどうか
・携帯の日本のキャリアを解約するか休止するか
・うっかり1月に日本にいてしまったので、今年と来年発生する住民税の支払いはどうするか
・渡航後、MSP(カナダの保険)に入るまでの期間、どの海外保険に入るか

・・・などなど、まだ手を付けられていないことが多すぎるのだけれど、わたしは無事3月に飛ぶことができるのか。

乞うご期待。


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