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橋本 愛の“木綿のハンカチーフ”

Spotifyで音楽を聴いているとふと、この歌が。

最初は歌手名を見ておらず、「誰が歌ってるんだろ~」という感じで聞き流してた。
最後まで聞いてみて今までの「木綿のハンカチーフ」とは大きく違うなという印象を受けた。

今までって男性目線だよね?

原曲の太田裕美さんが歌う「木綿のハンカチーフ」はアップテンポ。

まるで東京に向かう“ウキウキな男の子”というイメージ
これから夢の東京!やったぜヤッホー!みたいな。
なんか東京オリジナルのお土産送るからたのしみに待っててねー!みたいなテンション

無事(?)、東京になじんでいく彼
会えないけど泣くなよ~いつか帰るから!変わりに指輪送るよ!すっげぇだろ~!そんなものが欲しいわけじゃないのよ…と彼女。
彼女とのテンションの差がありすぎて耳キーンなるわ。

淡々と彼女の想いとは逆の人になっていく様を見せつけ。
しまいには「君はまだすっぴんなの⁉俺はスーツビシッとキメてイケてるぜ!」とあまりに的外れな主張

最終的には「都会が楽しくて楽しくて、君の事考えられないわ~!」と見事に彼女の一番最初に伝えた想い(都会に染まらないでね…)を裏切る始末

正直、クズ男の歌だという印象があったこの曲。
では、橋本愛の曲はどうだろうか。

マジで切ないカップルを描いているようす

正直、どちらが悪いとも言えない曲になっている。会えない時が長すぎたのかもしれない…と聞いているこちらが心苦しくなってくる。

恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ
いいえ あなた私は 欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って

まず、初期設定。仕事か何かの関係で、仕方なく東京向かう彼。
地方では見ないお土産を買って必ず帰ってくるよ。と誓いをたて旅立っていく。
彼女は、そんなのいいからね。”あなたのまま”で帰ってきて。と

恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も
きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの

なんやかんやで忙しく、なかなか帰れない日々が続いて、半年が経過。
そんな中でも、彼女を想いプレゼント送る。きっと君に似合うはず…と添えて。
彼女は嬉しいけど、でもやっぱり、あなたのぬくもりが欲しい。会いたいな
お互いが想いあい、会えなくて悲しい、寂しい。という雰囲気が伝わってくるようなメロディー

恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの
でも木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね

君はまだ君のままかなと想いに更け、自分はこんなに変わってしまった。君の想いとは裏腹に。見てくれよ、今の僕をと写真を送る。
少し悲しい気持ちがありつつ、今のあなたを知れてうれしい。どうか都会に負けず元気で過ごしてね。と
心そこから彼を思う彼女を彷彿させるように儚げに歌われており、何とか別れないでくれと思うリスナー

恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して
毎日 愉快に過す街角 ぼくは ぼくは帰れない

そんな彼らも、「会えない時間」というものには勝てず…。
僕はこんな変わってしまった、君の知ってる僕では無いよと伝える、彼。
今まで欲しいものはあなた。あなた以外欲しいものなんて無かった彼女は笑った顔で泣きながら”あなた”以外の欲しいものを伝える

あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ
ねえ涙拭く木綿の ハンカチーフください ハンカチーフください


前者の「木綿のハンカチーフ」は現代で聞くとLINEで軽くやりとりしているような感じに聞こえてしまうが、後者の方は文通で1通1通丁寧にやり取りしているさまがうかがえました。

いかがでしたでしょうか。橋本愛の曲を聴きながら見てみてください。
なんとなく共感できる部分があると思います。
ふと、流れてきたものでしたが思わず、共有したくなりました。

よく調べてみたら、色んな人が「木綿のハンカチーフ」歌っているようで。

これを機に、ほかの人も聞いてみようかな^^

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