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「イワクラと吉住の番組」の心地よさ

イワクラと吉住の番組」は今年の4月から『バラバラ大作戦』の枠内で始まった、その名の通り蛙亭・イワクラさんピン芸人・吉住さんがダブルMCを務めるバラエティ番組の1つだ。

お笑いバラエティ番組が乱立し、新しいものが始まっては終わっていく昨今、なかなか毎週欠かさず 録画を溜めずに視聴を続けることは難しい。(私だけかもしれないけれど)
しかも、特に『バラバラ大作戦』の枠は他の枠と比べて入れ替わりが激しい。

そんな中で私が今どの番組よりも優先して、毎週楽しみにしているのがこの「イワクラと吉住の番組」。
何が良いのか、何がおもしろいかと聞かれると挙げられる点はたくさんあるけれど、なによりも「心地がいい」のだ。

パステルカラーでかわいくまとめられたスタジオセット、二人の絶妙な距離感(物理的にも関係性的にも)、決して低くなく ほどよいラインで波打つ二人のテンション、テーマにそって穏やかにトークが続く中で時たま放たれる二人の毒気、使用されているBGM楽曲、佐藤千亜妃さんの書き下ろしテーマソング、その全てが心地よく

「もしかして私のために作ってくれたの?」

というレベルで大好きな番組だ。

これまでも視聴者の悩みに寄り添う系の番組は度々放送されてきたし、私もそういう番組が好きでよく観てきた。

だけど、この番組は今までのどれよりも優しくて、大切にしたくなるような、寄り添ってくれているような、そんな感じがする。
プロデューサーさんとMCのお二人が同性だから、というのも少なからずあるのかもしれないが、あまりにも波長が合いすぎる。

今まで放送された6回どれも好きだけど、ふと思い出してしまうのがEP3で二人がテーマソング『S.S.S』の歌詞を見て「泣いちゃいそう…」とコメントしていたシーン。

あいつにわかるわけない気持ちを
真夜中に吐き出して
最後には笑いに変えて「おやすみなさい」

二人のことはもちろん芸人さんとしても、ネタも人柄も含めて大好きだけど、テレビに出るようになる前から知っていた・応援していたというわけではない。
でも、そんな二人がこの歌詞に「泣いちゃいそう」と言ったのを見て、今までのいろんな出来事、いろんな感情がここで一度テーマソングという形で昇華され、報われたのではないかなと思い なぜか私まで泣いちゃいそうになった。というかちょっと泣いた。

視聴者から寄せられる相談に対する二人の返答も、番組の初めてのゲストが東京03・飯塚さんだったことも、お菓子のパッケージにはしゃぐ二人も、カヌレを食べて幸せそうだが無理に食レポはしない二人も、全部が心地よく、仕事で疲れて帰ってきてもこの番組を観ればなんだか大丈夫だな、となる。

普段あまり好きなテレビ番組の感想とか言わないけれど、末永く続いてほしいし そのためにいろんな人に観てほしいので、良さを伝えたいと思ってこの文章を書きました。

少しでも多くの人にこの番組が届くことを祈って…。





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