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伊豆大島に行ってきた!その2

お久しぶりです。ここ最近忙しくてなかなか続きが書けなくて困っていました。涼しくなってきました風邪をひかないでのんびり読んでいただければ幸いです。

ではでは、続きを話していこう。

午前6時~ 裏砂漠観光

裏砂漠に向かうぞ!だけど時刻はまだ6時過ぎ。全然人の気配もないしいきなり向かうのもあれな気がしたので最初はドライブをしようと思った。せっかく原付を借りたのだ。乗り回さないと損だろう。
僕のいる元町からは再度岡田港に向かい、反時計回りに裏砂漠に行くコースがいいだろう。その前にどこかの浜辺に寄って南の島の海を見てみよう。

というわけで野田浜に向かう。途中ではほとんど車とすれ違うこともなく、すれ違うのは一緒に船に乗ってきたであろうキャリーケースを引いている観光客ばかりだった。そして野田浜に向かう道は両サイドに草木が生い茂り場所によっては上に伸びる木の枝が当たりそうなところもちらほらあった。
そして驚いたのが野生動物の存在だ。なんとキョンがいるのだ!

キョンは鹿の仲間で中国原産の動物だ。しかし都立大島公園で逃げ出した個体が繁殖し増加していたとのこと。もはや伊豆島の人口八千人を超す一万頭以上が島内に生息しているらしい。もはやジュラシックワールドならぬキョンワールドであるがそこまで見かけることはない。おそらく島内の草木の中に隠れており、かつ警戒心が強いためあまり見かけないのだろう。
何はともあれ鹿を見かけるのは驚きだ。ちなみに体高50センチほどなので奈良の鹿に比べるとはるかに小さい。

まぁのんびり走っているといきなり開けた景色が現れた。これが野田浜だ…がなんだか黒いなぁと思った人もいるかもしれない。

砂浜は真っ黒!

火山性からの噴石物の影響で黒い砂浜が出来上がるらしい。そしてせっかく砂浜だから泳げるのかなと思う人もいるかもしれないが岩がゴロゴロしておりとても泳げる環境ではないし、仮に海に入ったとしても潮の流れが速すぎてとても泳げない。珍しい黒い砂浜を楽しむ程度にしよう。

大きな石だらけ
こんなに岩肌や石があるのは火山が近いから仕方ないのかも
足を滑らせそう…

ちなみにヤドカリがいたぞ!小さくてかわいい!ほとんど石にしか見えなかったしこの大きさだったから気づけたのは偶然だ。

小さくて可愛い!
また来るねぇ!ウミガメの産卵地らしい

では次のところに向かおう。今度が泉津の切通しを見に行くぞ。

岡田港で飲み物を買っていく。


これだけなんだぜ、びっくり!


二本の巨大な木が大地に力強く根を張り、その姿がまるでラピュタに出てきそうな雰囲気で人気の場所である…が旧街道にあり道も細く、そして横を注意深く見ないと気づかない雰囲気をしているので気を付けてほしい。奥のほうまでは行っていないが、そこまで行く必要はないのだろう。周りにいた人も写真だけ撮って即出発してしまった。

では次に付近にある神社を紹介しよう。波治加麻神社だ。

不思議な雰囲気を醸し出している。
狐に化かされそうな感じ…


波治加麻神社にはある昔話がある。悪政を働く領主にしびれを切らした村人たちが、ある夜領主に襲い掛かり殺してしまったという。そして伊豆諸島の島々に逃げたのだが、報復を恐れた島民に拒否されその後行方不明になってしまったという。彼らの魂は1月24日に帰ってくる。家の神棚に供え物をしておき鼠害があればその家には不幸があるという。現在でも簡素化されながらも続いているらしいが本当なのだろうか?知っている人がいたら教えてほしい。

ところどころに鳥やリスなどがいて、常に誰かに見られているような感じがした不思議な場所だった。

では次こそようやく裏砂漠だ!
波治加麻神社から道なりに進んだ先にある裏砂漠入り口から入ろうとしても入れない。砂が細かく通常の車のタイヤでは立ち往生してしまう。そのためさらに先にある'月と砂漠ライン駐車場'まで行く必要がある。

ここからは入れない
無理だってさ。

そのためさらに先にある'月と砂漠ライン駐車場'まで行く必要がある。

ここに行くまでに道がとても狭いため、原付やバイクの方はまだしも自動車の方は気を付けたほうがいいだろう。また道もがたついているため非常に揺れる。

一応看板はあるので注意深く見よう。
この奥なのだが…

ここから入ればいいのだが…本当か?いくら寄り道したからといってもまだ朝早い。周りに人もいないため疑心暗鬼になりながらも少しづつ進む。

ここから?本当に?

雨が降ったのか地面は濡れており、両サイドに草木が生い茂っていた。上の方には枝が長く伸びており少し歩くだけで頭がぶつかりそうになる。しかしこうして道ができえているということは何かしら整備がされており、人の往来があるという証拠だ。このまま進んでも問題はないはずだ。

足跡があるから人がいたということ…だよな?
信じて進もう。

そのまま歩いていると急に道が開けてきた。このまま進んでもよかったという安堵とこの先に広がる光景が楽しみで思わず足がどんどんと進んでいく。

これが裏砂漠か!!

ここが裏砂漠…。黒い、黒いぞ!そしてところどころに点在する生命を表す緑の植物たちが神秘的な光景を生み出している。

本当に黒い。
まるで地球じゃないみたい。

一時期大人気ゲーム"デスストランディング"というゲーム内の光景に似ているとネット上で話題になっていたが実際に見てみるとその有様が分かる。

試しにサイトを見てみるとよく似ているのが分かると思う。

話を戻そう。今いるのは裏砂漠第1展望台だがこの先に第2展望台があるらしい。せっかくなら行ってみなければ!!

まだまだ先がある。
砂が細かく登るのが大変。

うぉぉぉぉぉ!!!!!風が強い!!なんて強い風なんだ。周りに遮るものが何もないため風が直接吹き付けてくるのだ。よく見ると蜂やアブがそのまま飛ばされていく様子が見えた。凄まじい自然の凄さがよくわかる。

めっちゃ草がしなってる!

風に荷物やタオルを飛ばされないように気を付けながら前に進むと何やら緑色のものが見えてきた。
何だあれ…?

蛙🐸🐸

蛙だ!!第2展望台に続く道の石の隙間に体を休めているようだ。風も強く生き物も少ないだろうになぜこんなところにいるのだろうか?いくら近くに植物があるとはいえ、そこまで多くの虫がいるとは思えないし、何より蛙の体ではここまで来るだけでも大変な苦労だったろうに。
変わり者の蛙もいるものだなぁ。

ちなみにこの蛙はおそらく"モリアオガエル"という種類だろう。水中ではなく木の上に産卵する珍しい蛙だ。

さらに進むぞ。第2展望台の付近にも何もないため風が吹き荒れる。思わず地面に座ったのだが、非常に痛い!!溶岩が固まったものはガラスのような構造をしておりとても鋭利なのだ。火山灰はガラスの細かい破片が肺に入るから危険と聞いたが、それがよくわかる。

ようやく着いた!
トゲトゲしい石。
虫も大変そう…

風が強いとはいえまるで別の惑星のような景色をたった一人で堪能した後、戻ることにした。この荒廃したようで、そして緑の力がそこかしこにあふれている姿を僕は忘れないだろう。あと何年か、何十年後かにまた見たらどんな景色になっているか楽しみだ。
戻る途中で何人かとすれ違ったがあの景色を独占できたのは僕だけだった。朝早くから行動したご褒美といえよう。


それでは次の目的地へと出発しよう!まだ時間はある、とりあえずの目標は、伊豆大島一周だ!

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