見出し画像

きょう職場の先輩が、退職した。

ひとが去って、入れ替わって、
新しいひとが入って、また1人去って。


ずっと前から決まってたことなのに、

最近の部署の移動が多すぎて、心が追いつかない。
ただでさえ小さい部署だからっていうのはあるかも。

先輩が去ったあとに残った3つのプロジェクトの割り振りと、直近の大きなシステム移行で、
学ぶこと多すぎてまだ頭がおいつかない。

その先輩は、わたしより10歳は年上で、会社での勤務年数は5、6年ほどだったけど、
前職からもずっと金融系で働いてきた経験値が豊富でいろんなアドバイスをいつもくれていた。


先輩に、
「分析が足りない」ってなんど言われただろう。

「君は、サポートデスクなんかじゃない。
問題がきたら、誰かに割り振るのでなくて、それを解決まで導かなければ。ITとしての自覚をもって。」

と言われる一方で、

「なんでそのタスクをやってるの?それは君の領域じゃないから、適切な担当者に割り振らないと。」

と言われ、

「そこはまず解決しようと動く前に、自分やチームに訊いて」
と言われるけど、

「まず訊くまえに自分でできるかぎり調べて。試してみて。」
とも言われる。

そこの塩梅がわかるまで、すこし思ってたより長くかかってしまった。


大人になって、叱られることも少なくなったこの世界で、
たくさん教えようと、親身になってくれた先輩の存在は、すごく有難かった。

そしてその存在をわたしは活かしきれなかったんだと思うと
しょうもなく自分が不甲斐なく思えてくる。


18時。チームのみんなでカジュアルに集まって、先輩にお別れの言葉と、カードとプレゼント渡したけど、
なんだか物足りなくて。

まさか先輩が予定より早く帰ってしまうと思わず、
定時後、
あわててお花を💐買いに行って、
なんとか出口で会社の方達とディナーに出かけようとする先輩を引き留めてお花を渡して、
先輩と一緒にいたCJや営業のちょっとお偉い方に頭を下げぺこぺこして後にした。

最後の最後までポンコツな私に向けてくれた先輩の目が優しかった。

一年弱ほど。いつも教わってばかり、面倒かけてばかりで、大して役に立たなかった立場の私が、(← おいっ)
ありがとう以外のことばを言うのがダサすぎて、
ちょっと言葉を交わしただけで、すぐ去ってしまったけど、

やっぱり、私こういうとこが不器用なんだな。。とか。

うまく言えないし、まだもやもやしてるし、どうしようもないほど未熟者だけれど、
いつか背中を追えるようになりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?