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ロアッソ熊本の2022シーズンを振り返って

やっと心が落ち着いたので少しだけ。

11/13にロアッソ熊本の2022シーズンが終わった。

今年J2に復帰し、J2のチームで一番長いシーズンを過ごした。
正直なところ、今シーズン開幕前はJ2中位で残留できてみんなでワイワイとアウェイ遠征して美味しいもの食べて2023シーズンもJ2で過ごせればと思っていましたが、そんな考えを吹き飛ばしてくれた試合があった。

それが3/5の第3節アウェイ大宮戦。

久しぶりに会う顔や、白岳ハリセンをきっかけに出会った方、いろんな仲間と関東で一緒に闘える喜びで自然と応援に熱が入る。
するとチームは2-1の逆転勝ちで、正真正銘の2414日ぶりの関東アウェイ勝利に大興奮。(静岡だろうが、東北だろうが車で行けるところは関東だって僕も含めみんな言い張ってたので笑)
どの場所で勝とうが全部嬉しいけど、上京して12年目の今年、毎試合ホームゲームには行けない首都圏で暮らすロアサポとして、これ以上の喜びはなかった。

ましてや、J2復帰後の初勝利。
本当に何事にも変えられない喜びだった。

関東でもっと勝ちたい。
そう思った試合だった。

想いの変化

アウェイ大宮戦以降、それまでのことが嘘なんじゃないかと思うほど、関東アウェイで勝ちまくるロアッソ熊本。(8戦5勝2分1敗)
大宮戦後に持った想いがカタチになってくれて本当に嬉しかった。
東京応援団を筆頭にした仲間たちと遠征計画を練って、チームを後押しし苦楽を共にする。
こんな幸せなことがあっていいのか。

高校時代、自分の心の弱さで仲間・友達を失って、その時の出来事が今でも夢に出てくるくらい後悔の念に苛まれる。(僕の過去なんか知ったこっちゃねえよと思われるだろうが笑)
そんな過去も多少の要因かもしれないけど、今一緒にチームを後押しできる仲間がいることに感謝してもしきれないくらい、幸せを感じている。
そしてそんな仲間が1人また1人と増えていることにも感謝しかない。
勝とうが負けようが、仲間と共にする時間は一生涯の宝物。

そんな仲間と少しでも長く今シーズンを闘いたい。
そう思わせてくれたのは、7/30の第29節アウェイ琉球戦の遠征のとき。
試合は0-2で負けて天気の悪さも相まって、正直最悪な気分だった。
でも翌日が僕の誕生日だったこともあり、試合後仲間が盛大に祝ってくれた。
ホテルに帰っても部屋の風呂でバカやったり、KOP(リヴァプールファン)の僕と仲間のうちの1人のエヴァトニアンと一緒にコミュニティーシールドを観たり(野球やロアッソ以外のことになるとみんなボロクソに言い合う笑)と、本当に楽しい時間だった。

「だご楽しかファースト」

これはロアッソ熊本東京応援団が掲げる理念のひとつ。
それを胸にずっとチームを応援してきた身として、人様に迷惑をかけない範疇でバカやりながら楽しめたからこそ、これを1試合でも多くやりたいと思うようになった。
その為には、サポーターのひとりとしてチームをPOに押し上げるための更なる後押しが必要だったから、「だご楽しかファースト」を胸に精一杯後押しした。
PO進出が決定した時は夢のようだった。
嬉しさと本当にPO進出できたという今までにない表現できない思いで感情が迷子になっていた。

でもこれで少なくとも1試合は多く仲間とチームとの共闘を楽しめる。
その瞬間このままPOも勝ち上がってJ1に上がって笑顔でシーズンを終えたいという想いが芽生えてきた。

明るい未来へ

PO進出決定後、チームは1勝も出来ないままレギュラーシーズンを終えた。
正直勝ち抜けられるか不安だった。
1試合でも多く仲間とシーズンを共にしたいと思っていたけど、仕事の都合上、熊本には行けなかったから、都内のサポ仲間のお店でみんなで応援した。
涙が出た。
85分まで負けてた状況で逆転して最終的には引き分けたけど、勝ち抜けたからだ。

これでまた仲間と共に闘える。

2戦目も引き分けだったけど入れ替え戦進出。
開幕前は想像もしていない現実が目の前にあった。
でもシーズン途中から芽生えた想いだということもまた事実。
J2のチームで一番長く闘えること、本当に嬉しかった。

そして運命の11/13。
僕たちは「いつも通り」遠征を楽しみながらチームを後押ししようと。
サンガスタジアムbyKYOCERAは圧巻だった。
でもロアッソ側のゴール裏はもっと圧巻だった。
サポーターみんなの想いを乗せた、天高く響き渡るロアッソ熊本コールに鳥肌がたった。
昂る感情を爆発させチームとサポーターとで共闘した。

チームは「いつも通り」サボらず自分達のサッカーで魅了してくれた。
うちの選手が足を攣るなんて今年初めて見た。
それくらい熱い気持ちを持って闘っていた。

だから1-1で試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、J1に上がれなかった悔しさと、仲間と最後の最後までチームを応援出来た清々しさと、この舞台に連れてきてくれたことへの感謝とで、またも感情が迷子になって頭が真っ白になった。
でもやっぱり悔しい思いが強い。

サポーター以上に選手、監督、コーチ、スタッフの方が悔しいはず。
記事にもなってたけど、大木さんがインタビュー後に「チクショー!」と発してたことが、勝ち上がれなかったけど嬉しくも感じた。
みんな同じ想いを持てているのだから。

来年、チームは全く同じ編成には絶対ならない。
引き抜かれる不安はめちゃくちゃ大きい。
でも土台はちゃんとある。
ロアッソ熊本に対する注目度も格段に上がった。
残るメンバー、監督スタッフの心の中には今回の入れ替え戦の悔しさがある。
それを来年ぶつけて、今年よりいい結果を出してくれると信じてる。
もちろん、そうなるように我々サポーターも今回の悔しさをより大きなチカラに変えてチームを後押しする。

楽しいはチームにも伝染する。
点が入った後にやる「Power to the Rosso」
めちゃくちゃ楽しいよ。
来年は最低でも80回やれるように、「だご楽しかファースト」を胸に来シーズンも仲間と共に熱くチームを後押しする。

その先に必ず、明るい未来があると信じてるから。

おわりに

初めて自分の想いをnoteに書きましたが、拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
全然少しじゃないや。笑

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