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「女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。」を読みました

1巻読んだだけで2巻はまだ読んでません。
ネタバレは1巻のカバー袖に書いてあるキャプション程度しかないと思います。

「安達としまむら」を読んでから百合熱が燃え上がり、何か百合を題材にした物語が読みたいと思っていたところ、表紙絵に惹かれてこの本を見つけました。
とりあえずレビューチェック。すると、「安達としまむら」が好きならおススメという旨の高評価レビューを発見。
なるほどこれは良いかもしれない、と思い書店へ。すると2巻の帯には、その「安達としまむら」原作の入間人間氏の推薦文が。

「7年前、編集者に書いてくれと期待されたのは恐らくこういうものだった。」

こうなると期待大。とはいえ、過剰な期待は悪い結果を生むと経験で分かってたので、落ち着きつつ本を手に取りました。
きっかけはこんな感じです。



では1巻を読み終えた感想を。

主人公の陽南と、陽南の初恋相手だった佑月。どちらも完璧超人ではなく、陽南は普通の子。佑月は控えめな子。幼い頃に「星」をきっかけにして二人は出会っていて、高校生になって再会。でも恋に落ちていたのは昔の話のはず......
というお話。
これらの設定はすごく自分好みです。王道大好き。
それと、二人の言動や行動からは純粋な好意と優しさを感じました。これが積み重なり、繊細で透き通るように綺麗な物語となっていたと思います。


ですが、小説は設定や登場人物の行動だけでは成り立ちません。それらを描く文章が必要です。
この文章がどうも自分には合わなかったようで、読むのに少し苦労しました。
例えばモノローグで心情が語られるとき、思考の脱線の描写がもう少しコンパクトであって欲しいなと思ったり。話がぶれたと感じてしまったので......。
ただ、全部が合わなかったというわけでは無いです。
「夜を溶かし込んだような」という表現はとても好きだし、エピローグ前のクライマックスは夢中で読んでいました。


そんなわけで、自分の評価としては「面白かったけどちょっと読みづらかった」という感じです。
(「安達としまむら」のようなものを期待して読んだわけではありません。ちゃんと別の作品として向き合ったつもりです。念のため。)
2巻までまとめて買ったのでそこまでは読むと思いますが、そこから先は分かりません。まだ出てないけど。
2巻の内容次第かな。

気になる方は試し読みすると良いと思います。Amazonだったら紙の本の55ページくらいまで読めるようです。(Kindle必要だけど)



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