ココペリさん「好きを仕事に」

🎤ーーお名前をよろしくお願いします。

(ココペリさん)

ココペリと申します。

🎤ーー病名をお聞かせ願えますか？

(ココペリさん)

僕は発達障害という診断を受けていまして特にADHDの特性が強いです。

🎤ーー日常生活での困り事などはありますか？

(ココペリさん)

はい。困り事はかなり多くて…何から言っていいかって感じなんですが（笑）例えば、ケアレスミスが多かったり、忘れ物が多かったり…家にいても落ち着きがないというか、不注意で物を壊したり、足の子指を角にぶつけたりです。それと、気になっているのはやる事の先延ばしですね。
部屋の片付けなど、いつかやろうと思っていてついつい後回しにしてしまう。やっと時間が確保できたりと思ったら、今日は休もうと思ってやらなかったり（笑）やるべき事に集中出来ずに後回ししてしまうんですよね。

🎤ーーお仕事では困り事はありますか？

(ココペリさん)

3年前はシステムエンジニアをやっておりました。その頃は不注意が目立っていて、計算ミスをしてしまったり、細かい所の見落としとか、メールのチェックも重要な情報を落としてしまっていたり…などがありました。
今は起業家としてフリーランスとして活動しているのであまりそのような困り事は少ないのですが、人前でお話する機会が増え、感情を表現する事が苦手で、情緒的にお話が出来ずよくノリが悪いと思われがちなんですよね…。ですが最近は自ら公の場でお話する機会があれば積極的に参加して克服していこうと思っています。

🎤ーー不注意のお話、とても分かります…

🎤ーー今何か活動されている事はありますか？

(ココペリさん)

はい。当事者会のような形で、発達障害の支援をする活動をしています。僕は以前自助会や当事者会に参加していて、すごく居心地が良かったなあ、安心するなぁと感じていたんです。参加しているうちに自然と参加する側から会を主催する側になっていきました。
会の中で大事にしている理念として「自己分析」があります。僕自身、発達障害という診断が出て良かったと感じています。自分の事を理解する事が出来ましたし、同じ悩みを持つ当事者の人達と活動していく中で、弱みを隠すことなく色々な事に挑戦できる様になりました。
自分にとっての弱みが「自己表現」なのですが、なかなかそれを実践出来る場が無かったんです。そこで、「自分プレゼンテーション」というイベントを立ち上げました。

🎤ーー今回自分も初めて自分プレゼンテーションに参加させていただきました。「自己表現」という発達障害当事者が苦手な事を、当事者一人一人が楽しく表現されていてとても有意義な会でした。

(ココペリさん)

ありがとうございます。自分プレゼンテーションは「自分はこういう人間ですよ」と開示して、様々な人に自分を表現する場を提供している会です。
また、自分プレゼンテーションを含め、様々なイベントを主催している「ロコペリ」というコミュニティも運営しています。主にFacebookなどで活動しているのですが約400人ほどのメンバーがいて、こちらも、自分の当事者活動の軸になっております。

🎤ーーココペリさんの活動はよくお聞きしております。同じ当事者として応援しております！ 最後になりますが当事者の方にメッセージはありますか？

(ココペリさん)

僕はとても特性が強くて物事を後回しにしてしまったり不注意があったり自己表現が苦手だったり…様々困り事がありますがそんな弱みもあっていいんだと。弱みを受け入れてやりたいことをやれる世の中を自分達で作っていきたい、という思いで活動をしています。
皆さんもそれぞれ自分の特性、弱みに対してストレスがあるとは思いますが、思い切ってそれをオープン（開示）した上で、自分に合った環境を探したり、作ったりする事で、何か道は開けるのでは無いのかなと感じております。
同じ当事者として一緒に頑張っていきましょう！

🎤ーーココペリさん、ありがとうございました！

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