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PB、プロセスセンター、作業の単純化で高収益の完全標準店「ゲンキー 松岡店」レポート

ゲンキーのR店(300坪・レギュラー店)は「売場面積」「売場レイアウト」「品揃え」「オペレーション」などを全店で標準化しており、既存店の売上は前年比4.7%と大きく伸びている(2023年6月期第2四半期決算)。7,000人商圏に高速出店(2022年6月期の新規出店43店、改装21店)するR店のMDを紹介する。
(月刊MD編集部 日野 克哉)


固定客の来店頻度を高めるEDLPの狭小商圏モデル

2016年10月13日、R店(標準モデル店)のゲンキー松岡店が開店した。ポイント販促、チラシといったハイ&ローの販促活動は抑制し、目玉価格品も同一価格で売り続ける「エブリデーロープライス(EDLP)」を徹底している。

▲短期特価特売をまったく行っておらず、EDLPで販売している

R店は郊外住宅地の外側の立地の7,000人商圏に出店しており、ハイ&ローの販促を打って広域から集客するよりも、「毎日低価格(=EDLP)」の生活消耗品の品揃えにより、足元商圏の固定客が、週に何回も繰り返し来店するMDである。

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