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[カテゴリー別年末売場強化大作戦] 年末の入浴剤売場は、入浴目的の多様化に合わせた新商品展開で活性化する

コロナ禍で生活者のライフスタイルやマインドに大きな変化が起こり、それが消費行動へ影響を与えている。入浴剤カテゴリーもそのひとつだ。身体を清潔にする、浴槽につかって温まるといった従来の入浴の目的に変化が起きているのだ。この新たなトレンドを捉えた売場づくりが年末需要の拡大のカギとなる。

コロナ禍で変化した生活者心理 これを捉えた商品の売場強化がカギ

▲[図表1]入浴剤のコンセプト・企画別市場推移

図表1は入浴剤市場の規模と推移である。コロナ禍で在宅時間が増えたことで、入浴を楽しむ人が増え、市場全体では2019年と2021年を比較すると市場は123%と大きく成長している。

コンセプト・企画別に見ると、炭酸ガスタイプの「発泡温浴」が単価が高いこともあり213億円、構成比30.6%ともっとも高い。次いで温泉地の香りや色をイメージした「温泉」が130億円、同18.7%、一般温浴87億円、同12.5%と続く。

▲[図表2]2021年を基準にした売上高伸長率

図表2はコンセプト・企画別の2021年基準の売上伸長率を示している。もっとも構成比の高い発泡温浴は前年比106.0%、対2019年比123.1%と堅調に推移、市場拡大のベースを築いている。

注目すべきは子供が遊べるよう企画された「エンジョイ」前年比121.6%、対2019年159.0%、と「アロマ」前年比120.0%、対2019年比174.2%、この2つのタイプである。

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