[カテゴリー別年末売場強化大作戦] 年末の入浴剤売場は、入浴目的の多様化に合わせた新商品展開で活性化する
コロナ禍で変化した生活者心理 これを捉えた商品の売場強化がカギ
図表1は入浴剤市場の規模と推移である。コロナ禍で在宅時間が増えたことで、入浴を楽しむ人が増え、市場全体では2019年と2021年を比較すると市場は123%と大きく成長している。
コンセプト・企画別に見ると、炭酸ガスタイプの「発泡温浴」が単価が高いこともあり213億円、構成比30.6%ともっとも高い。次いで温泉地の香りや色をイメージした「温泉」が130億円、同18.7%、一般温浴87億円、同12.5%と続く。
図表2はコンセプト・企画別の2021年基準の売上伸長率を示している。もっとも構成比の高い発泡温浴は前年比106.0%、対2019年比123.1%と堅調に推移、市場拡大のベースを築いている。
注目すべきは子供が遊べるよう企画された「エンジョイ」前年比121.6%、対2019年159.0%、と「アロマ」前年比120.0%、対2019年比174.2%、この2つのタイプである。
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