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レトルトカレー国内売上1位に。テーマを持つ商品群がNBを超える、西友「みなさまのお墨付き」

2012年12月の誕生から7年目を迎えた西友のプライベートブランド(PB)「みなさまのお墨付き」。これまで「ナショナルブランド(NB)と肩を並べるブランド」を目標にした商品開発で、順調に消費者の支持を獲得してきたが、ここにきて新たな動きが見えてきた。その成長と今後について、担当者に話を聞いた。

高いクオリティは当たり前
ブランディングを大切に

2015年11月号において、編集部は西友本社を取材、当時誕生から3年目のPB「みなさまのお墨付き」について話を伺った。その中で本間哲太郎氏(当時マーケティング部プライベートブランド事業部ブランディング担当)は、「PB商品といえば、価格訴求で安かろう、悪かろうといったイメージがつきがち。(中略)それを払拭するために、味や品質、コミュニケーション活動でさまざまなことに挑戦しています」と語っていた。

それから4年。現在、食料品や飲料を中心に、約900アイテムを揃える「みなさまのお墨付き」はどのように成長してきたのだろうか。

「根本的な部分は4年前と変わりません。大事にしていることはPBのブランディングです。アイテム数も、開発やマーケティングに関わる人数も増えて、売上はそれに応じて順調に成長しています」(本間氏)

同社のみならず競合他社もPB開発には力を入れており、PBそのものの質は確実に上がっている。消費者の意識もこの数年でかなり変化し、もはやPBは「安かろう、悪かろう」の時代ではなくなってきた。

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