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九州200店舗!ウエルシアプラスの新業態開発戦略[イオンウエルシア 社長 安倍氏 取締役副社長兼営業部部長 内田氏が語る]

2022年9月1日に設立した「イオンウエルシア九州株式会社」は、九州200店構想を発表した。資本構成はイオン九州51%、ウエルシアHD49%。生鮮3品、デリカ(惣菜)を本格的に導入したフード&ドラッグの新業態確立を目指す。イオン九州出身の安倍俊也・社長と、ウエルシア出身の内田悦郎・副社長に、新業態「ウエルシアプラス」の戦略を聞いた。(聞き手/月刊MD主幹 日野 眞克)


イオン九州と組むことで食品もHBCも両方売れた

─イオン九州とウエルシアを融合させた「ウエルシアプラス」の業態コンセプトを教えてください。

内田 従来のスーパーマーケット(以下SM)のようにファミリーをターゲットにした店というよりも、お一人様、お二人様が気軽に利用できる店を目指したいと考えています。

また、普段のお買物の便利性を満たしながらも、ウエルシア薬局の最大の特徴は調剤併設です。病気になった患者さんを調剤薬局でサポートすると同時に、薬剤師、管理栄養士、登録販売者の資格者がカウンセリングで、未病・予防の分野で健康な状態の維持をサポートできる健康ステーションを目指したいと思います。

未病・予防をサポートするためもっとも重要な要素は「食」です。「食」は美容と健康のすべてに関係しますので、すべて対応できる業態を目指そうとスタートしました。

大手ドラッグストア(以下DgS)では九州に進出するのが、ウエルシアが最後だったので、通常のDgSでは差別化できないと考えて、フード&ドラッグという新しい業態に挑戦することになりました。

イオン九州も次の成長戦略でDgSと組みたいという思いがあり、今回の新会社設立に至りました。

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