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薬王堂福島大森店レポート 販促商品は期間固定で作業軽減

薬王堂では、西郷孝一常務のインタビューにもあるように、販促商品の売場を6ヵ月あるいは12ヵ月固定にすることで、メーカーからの条件を引き出すと同時に売場作業を削減するという基本戦略を取っている。福島大森店を通して、同社のローコストオペレーションや粗利改善の売場などを紹介する。


半期ごとの商品部の営業設計を店舗では確実に実行する

▲[図表1]会計年度別、四半期別、店舗出店状況推移

薬王堂は2023年度、第3四半期末時点で東北地方に381店舗出店(図表1)、2018年から出店開始した福島県内には28店舗、福島市内には3店舗を出店している。薬王堂福島大森店の最寄り駅はJR東北本線南福島駅(店舗から/以下同1.8km)、周囲は住宅街で近隣にはドラッグストア(DgS)では、ウエルシア福島大森店(700m)、クスリのアオキ太平寺店(2km)、ハシドラッグ南福島店(1.1km)などがあり、食品スーパーではヨークベニマル(2km)が出店している。福島県は比較的出店余地があることから、近年DgSの出店が多く競争の激しいエリアとなっている。

▲[図表2]県別店舗出店状況

薬王堂福島大森店は2021年10月オープン、売場面積は約300坪。薬王堂は入り口を入ってすぐの主通路(第1マグネット売場)はトイレタリー売場を採用しており、同店でも左の壁面沿いにヘアケア、ボディケア、オーラルケアが続き、通路を挟んだ売場にはスキンケア、エチケット、男性化粧品などの売場が続く(図表3)。

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