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店舗から役員まで全社体制でアイデア創出するマツモトキヨシのPB

マツモトキヨシホールディングス(HD)は2022年3月期の国内重点戦略に「利便性の追求(お客様との繋がりの深化)」「独自性の追求(体験やサービス提供の新化)」「専門性の追求(トータルケアの進化)」の3つを掲げる。加えてグローバル事業のさらなる拡大もうたっている。これら戦略に共通して重要な役割を果たすのがプライベートブランド(PB)商品である。matsukiyoブランドを軸に新たな戦略も打ち出した同社のPB戦略最新情報を取材した。

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matsukiyo LABをライン展開、健康軸の商品を強化する

マツモトキヨシHDの2021年3月期末のPB商品アイテム数は約1,700、売上高に占める割合は12.1%(前期比0.7%増)と業界トップレベルである。量的な優位性だけでなく、同社PBはデザインや機能でブランディングしており、他社との差別化においても重要な役割を果たしている。

さらに同社の営業利益率は5.7%でDgS業界で高い水準にある。この高収益体質にもPB商品が貢献するところは大きい。

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