狭小商圏高シェアを成功させる2つのラインロビング戦略
ラインロビングとは
小商圏高シェアの基本作戦
今月号で紹介したマツモトキヨシの郊外型店舗でも「精肉」「青果」をラインロビングしており、コンセッショナリー(売場貸し方式)ではあるが、ドラッグストア(DgS)で生鮮を取り扱うことが一般的になってきた。
ちなみに、マツモトキヨシの食品部門の売上構成比は10%弱と低いので、従来では考えられないチャレンジであることがわかる。
現在、「地域でもっとも便利な店」を目指すDgSは、ラインロビングにもっとも関心があるといっていい。しかし、新しいカテゴリー(商品群)を増やすラインロビングの目的は大きく変化している。かつての小売業のラインロビングの目的は、新しい商品群を増やして大型化することで、従来よりも商圏を拡大することが目的だった。広域からの集客を目指していたわけだ。
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