2/22 中国の新型コロナ状況(中国大陸で再度全土低リスクエリア達成)&上海情報
◆2/22全土で低リスクエリア達成
2/22 中国黒竜江省绥化望奎県で、14日間連続、新規市中確定例・新規市中無症状感染者が発生していないため、低リスクエリアに。ついに、中国大陸全土で高リスク・中リスクエリアがゼロになりました。
中国で全土で再びゼロコロナ状態に。
上海のように散発的な感染者(20名前後)が発生した場合、きっちりと対応すれば1ヶ月あればゼロコロナに持って行けました。その間、感染者が出たマンションなどが最低2週間の封鎖となりますが、行政の日常生活面への支援があるので特に食料が不足するとか、持病があって病院に行けないというような生活面で大きな問題になることはありませんでした。もちろん、感染者が複数出たからといって、上海市全域が封鎖されるようなことはありませんし、緊急事態宣言なんて先ず必要ないのです。なので、封鎖された一部のマンションでは、2週間ほど自由に外出できませんでしたが、以外の我々の日常生活もほぼコロナ前と変わらず極めてフツーですし、外食産業も元気です。封鎖されたマンションでも、2週間封鎖で最低3回の全住民PCR検査を受けて全員陰性になれば解除されます。
武漢が大変だったことから1年以上が経過し、今となっては政府も新型コロナの感染者が発生したときの対応の仕方が分かっていますし、その為の準備も、たとえば我々も受けている定期的なPCR検査や、マスクの徹底、発熱外来の整備、ワクチン接種など、周到に行われていることが分かります。
一方で、中国東北エリアのようにクラスターが多数発生した場合は、2ヶ月ほどかかっていますが、省全体をロックダウンするようなことはなく、やはり一部エリアを封鎖することで、経済を回しながらゼロコロナにしています。
低リスクになったばかりのエリアでは、まだ厳重な警戒をしつつの再開になりますが、中国の大部分のエリアでは普通の日常生活に戻っています。そうした様子は、全国各地に散らばる在中日本人のSNSやブログからでも十分に分かりますし、私自身も新型コロナ前とほぼ変わらない生活をおくれています。子供の学校もフツーに対面式で行われて久しいです。
◆中国大陸全土
2/22発表 2/21の中国大陸新規感染者状況。
◉市中感染確定0
◉海外輸入確定11(広東3上海2四川2北京1天津1福建1湖南1)
◉市中無症状感染者0
◉海外輸入無症状感染者8
◉死亡0
◉治療中確定401(重症2例)
◉治療中無症状感染者309(海外輸入271)
◉隔離中濃厚接触者7,832
◉累計死亡4,636
2/21 黒竜江省ハルビン市呼蘭区。2/22より全域低リスクエリアに。バス・タクシーの運行再開。現在封鎖中エリアは、週2回、各世帯につき1人だけが2時間だけ買い物外出可となっています。感染者が出た封鎖エリアは外出禁止で、買い物は社区で対応し、封鎖管理21日後にPCR検査正常なら封鎖解除することになっています。
なお、商業施設は再開しています。ただし、映画館・バー・カフェ・フィットネス・按摩・足浴・銭湯・雀荘・ゲームセンターなど娯楽施設、対面式の塾・カルチャースクールなどは引き続き営業停止で、もうしばらく様子を見るようです。
商業施設・レストラン・病院などでは入り口でのマスク・健康QRコード、検温など必須。ロックダウン後の再開は慎重ですね。解除方法を間違うと、また一気に感染が広がってしまい、今までの我慢が水の泡になってしまいます。
結局、感染者が出た場合の対応を考えたときに、人の移動の自由を優先するか、経済全体を回すのを優先するのか?この選択ではないかと思うのです。中国ではごく一部の人の動きを封鎖によって制限して、社会や経済全体への影響を少なくする方法を採っていることがよく分かります。封鎖で制限された市民も、複数回PCR検査(無料)することで、完全に感染させるリスクがなくなったことを確認した上で、封鎖解除にします。
◆上海の状況
2/22発表、2/21上海市。
◉新規市中感染0
◉新規海外輸入2
【累計】
◉市中感染371 退院352 入院治療中12 死亡7
◉海外輸入1,412 退院1,352 入院治療中60
◉疑似0(市中感染)
◉疑似3(海外輸入)
◉医学観察中無症状感染0
◉最近の市中感染者発見初日2021/1/21
◉上海市で最後の市中感染者発見日2021/2/4
以上です。
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