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2/18 中国の新型コロナ状況(高リスクエリアゼロ達成へ)&上海(ついに、上海の中リスクエリアも解除へ)

 中国大陸では春節休みも明け、2/18からいよいよ仕事始めですね。とはいえ旧暦の1月15日まで休む人もいますので、まだいつもよりやや通勤客が少ない上海地下鉄でした。

◆2/18発表 2/17の中国大陸新規感染者状況。

◉市中感染確定0
◉海外輸入確定11(上海4 広東3 四川2 黒竜江1 湖北1)
◉市中無症状感染者0
◉海外輸入無症状感染者20
◉死亡0

◉治療中確定520
◉治療中無症状感染者357
◉隔離中濃厚接触者8,347
◉累計死亡4,636

 ここからも分かるように、現在の中国では、重症例(10例)は見られるものの、最近は滅多に死亡例は出なくなりました。

 2/18、ハルビン市の2箇所の高リスクエリアが低リスクエリアになり、ついに中国全国から高リスクエリアが消滅しました。

【中リスクエリア残り4箇所】
①河北石家庄藁城区
②吉林通化東昌区の一部
③黒竜江省绥化望奎県
④上海浦東新区高東鎮新高苑1期(2/19解除へ)

 中リスクエリアが消滅できれば、取りあえず、中国大陸でゼロコロナ達成になります。もちろん、日々10人前後の輸入例がありますので、マスク+手洗い+社交距離などの対策は継続されます。

 中国でもニュースになっていましたが、2/16にハンガリーに中国シノファーム製の新型コロナ不活化ワクチンが到着したとのこと。EU加盟国で、中国製の新型コロナワクチンが採用されるのは初めてです。契約では、当初は2月末に輸送されるはずが、予定よりも早く到着したらとのことです。ちなみに、欧州で初めて中国製ワクチンが採用されたのは1/16に到着したゼルビアで、すでに1/19から接種が始まっています。

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◆2/18発表、2/17上海市。

◉新規市中感染0
◉新規海外輸入4
【累計】
◉市中感染371 退院346 入院治療中18 死亡7
◉海外輸入1,398 退院1,330 入院治療中68
◉疑似0(市中感染)
◉疑似6(海外輸入)
◉医学観察中無症状感染0
◉今回の市中感染者発見初日2021/1/21

◉上海市で最近の市中感染者発見日2021/2/4

上海市の市中感染者での入院例は2/17であと18例になりました。

 2/17 の上海での輸入確定例で、日本からの日本人で1例、2/4上海着です。隔離観察中に発症。現在上海で入院中の輸入例は計68例で、①米国11、エチオピア11、②日本8、.....と続きます。最近、日本からの輸入例が続くのが気になります。

 2/19 0時より、上海市で最後まで残っていた中リスクエリア(浦東新区高東鎮新高苑1期住宅地)が低リスクエリアになることが発表されました。3回目の全住民PCR検査も全員陰性だったようですね。これで全市で低リスクエリアになり、毎日輸入例が出ているものの、完全に集中隔離されているため、実質、上海市でも一足先にゼロコロナを再度達成したことになります。

 今回は、1/21に定期PCR検査で感染者が発見され、一時期数カ所の中リスクエリアが上海市でも設定されましたが、1ヶ月ちょっとで再び全市低リスクエリアに戻ることができました。

 中国東北エリアでも同様で、クラスターが発生して高リスクエリアに指定されても、ゼロコロナ方式で、約1〜2ヶ月で通常の生活に戻ることができることが再度実証されたことになります。

 2/18 上海市CDC発表では、1/21から上海市で発生した22例の市中感染者に関して、疫学調査により、ウイルスの遺伝子は海外輸入型で、いずれも同一感染源による一連の感染の繋がりが追跡されたということです。

 では、どこで感染したか?

 このあたりの調査も現在行われていると思いますので、上海市政府の発表を待ちたいところです。

以上です。

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