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2/25 中国のコロナ状況(新たに2種類のワクチン追加され、中国製は計4種に)&上海情報

◆2/25発表 2/24の中国大陸新規感染者状況

◉市中感染確定0
◉海外輸入確定7(上海3 天津1 山東1 広東1 四川1)
◉市中無症状感染者0
◉海外輸入無症状感染者9
◉死亡0

◉治療中確定例281(重症1例)
◉治療中無症状感染者279(海外輸入256)

◉隔離中濃厚接触者8,098
◉累計死亡4,636

現在、中国大陸では市中感染者+海外輸入例あわせて、確定例+無症状で感染者560人治療中、重症例1例。昨日も死亡例ゼロでした。

 2/25 香港で臨時専用病院が完成

 新型コロナ対策として、北大屿山医院香港感染コントロールセンタがOPEN。2/17から実験室は供用開始され、1日1,500検体のPCR検査が可能。これにより、香港の公立病院での検査能力が15%アップしたらしい。また820床の陰圧式の隔離病棟も設置され、このうち48床は2/26から供用開始され、軽〜中程度の患者が収容されるとのことです。4ヶ月で完成し、中国政府中央だけでなく、広東省・深圳市・武漢市の専門家も協力したようです。

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◆2/25発表、2/24上海市

◉新規市中感染0
◉新規海外輸入3
【累計】
◉市中感染371 退院354 入院治療中10 死亡7
◉海外輸入1,418 退院1,363 入院治療中55
◉疑似0(市中感染)
◉疑似4(海外輸入)
◉医学観察中無症状感染0
◉最近の市中感染者発見初日2021/1/21

上海市で市中感染者の入院治療中の方も、順調に退院され、あと10人になりました。輸入例・市中感染例共に死亡例・重症例なし。

◆中国で新たに2種類のワクチンが条件付きで認可

 2/25 中国では新たに2種類のワクチンが条件付きで認可され、現在4種類になっています。1回接種で完了のウイルスベクターワクチンも中国製で初認可されました。不活化ワクチンも3種類になっています。

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 今回新たに認可されたワクチンは2種類。このうち康希諾生物股份公司が開発した、1回接種でも有効な中国初のアデノウイルスによるウイルスベクターワクチン(Ad5-nCoV)で、1回接種後28日後の有効率は65.28%、初回接種14日後での有効率は68.83%でした。また重症例予防に関しては1回接種28日後で90.07%、14日後で95.47%だったとのことです。

 また、新たに国薬集団中国生物武漢研究所で開発された不活化ワクチンは、第3相試験で、2回接種後の中和抗体陽性率は99.06%、有効率は72.51%でした。

 北京科興中維生物技術有限公司(シノバック)のワクチンは、ブラジルで第3相試験が行われ、接種されたのは新型コロナ患者を直接治療する医療関係者でした。結果、死亡例・重症例予防の有効率は100%、症状があって医療による関与が必要なケースを予防する有効率は83.7%、軽症を予防する有効率は50.65%だったようです。一方で、トルコでの第3相臨床試験の結果は、14日後の2回接種で有効率は91.25%でした。海外で2020/7/21から2.5万人対象に研究が行われました。

 ちなみに、私は国薬集団中国生物北京研究所(シノファーム)のワクチンを2回接種しました。このワクチンの中和抗体陽性率は99.52%、有効率は79.34%だったようです。

 中国では、2/25現在、53ヶ国にワクチン援助が行われ、27ヶ国にワクチンを輸出したとのこと。中国国内では2/9現在で、4,052万本のワクチンが接種されたようです。現段階で、市中感染者に関してほぼゼロコロナが達成できている中国では、リスクの高い人と海外渡航予定のある人を優先的にワクチン接種を進めています。

以上です。


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