M1グランプリ2020ファイナリスト予想


準決勝進出者が決定したこのタイミングで予想します。過去の傾向からブロックごとに予想していきます。

・Aブロック(2015年1,2016年0,2017年1,2018年1,2019年0組)
 例年このブロックからの決勝進出者は多くても1組と非常に狭き門です。
また、その中でも2015年のタイムマシーン3号や2018年のトムブラウンのように、非吉本のコンビが序盤ながら大爆発を起こし、決勝に行っているイメージがあります。このような傾向から、このブロックから選ばれるとしたらランジャタイ(結成13年 グレープカンパニー 初)ではないかと思います。例年1組はいる、「他事務所イロモノ枠」みたいなところでしょうか。個人的に決勝で見てみたいネタがあるのですが会場にハマるかハマらないか、ほんとどっちかだと思います。上沼さんに怒られませんように(笑)

・Bブロック(2015年3,2016年3,2017年3,2018年2,2019年3組)
 このブロックからは毎年2~3組が通過しています。このブロックからは、僕はまず祇園(結成12年 大阪吉本 初)が通過するのではないかと思っています。関西では名前は浸透しておりその実力は申し分ないのですが、準決勝進出経験もなく全国的な知名度はまだあまりありません。2回戦や準々決勝でかけていた桃太郎のネタはフォーマットが分かりやすく決勝の舞台で映えるのではないかと思っています。去年のミルクボーイ的立ち位置でしょうか。準決勝でも桃太郎のネタというわけにはいかないと思うので、もう一つ強いネタがあれば通過すると思っています。
 次に、ゆにばーす(結成7年 東京吉本 2年ぶり3回目)です。準々決勝のレポを見る限り、ここはかなり仕上げてきているようなので、返り咲きに期待しています。
 また、からし蓮根(結成7年 大阪吉本 2年連続2回目)にも期待です。毎年2,3組いる連続出場組のうちの1組です。今年は賞レースでも目立った実績を残せず、昨年のような勢いはないのかもしれません。しかし、和牛やかまいたちが抜けたM1には、からし蓮根の安定感は必要だと思っています。個人的優勝候補筆頭です。
 

・Cブロック(2015年2,2016年2,2017年2,2018年3,2019年3組)
 このブロックも毎年2,3組が通過しています。まず、オズワルド(結成6年 東京吉本 2年連続2回目)です。今年のABC準優勝、Laughter Night優勝コンビです。ここはどうやら昨年よりパワーアップしているようで、今が旬のコンビではないでしょうか。昨年同様ゆったりとした漫才で審査員を虜にしてほしい。
 次に、東京ホテイソン(結成5年 グレープカンパニー 初)です。ここは惜しいところで決勝進出を逃し続けているのでそろそろ、というか今年がいくべき時期なのではないかと。「ツッコミ方改革」的なキャッチフレーズになりそう。

・Dブロック(2015年2,2016年3,2017年3,2018年3,2019年2組)
 ここも毎年2,3組です。特徴としては、大トリのコンビだからといって通過しているとは限らない、むしろ通過しているのが2018年のスーパーマラドーナだけです。見る側の期待値もあがるので結構難しいのかもしれません。
 このブロックからは、学天即(結成15年 大阪吉本 初)が通過有力と考えています。所謂ラストイヤー枠ですが、過去ラストイヤーに初出場を果たしているコンビは、2017年のとろサーモンや2018年のギャロップのように、関西の賞レースでは数々の賞を受賞してきたがM1は惜しいところで逃してきたというコンビです。学天即はytv、上方漫才、NHKお笑い大賞の3冠を達成しており、また2011~2014のTHE MANZAIでは決勝常連であった、実力は誰しもが認めるコンビです。こういうM1中断の煽りを受けたコンビは、賞レースの旬は過ぎてしまったかもしれませんが、ぜひ決勝に行きその実力を決勝審査員の前で発揮してほしい。
 次に、滝音(結成4年 大阪吉本 初)です。ここはまさに今が旬だと思います。お笑いファンにはだいぶ見つかっていますが、まあ世間的にはダークホース、つまり「麒麟枠」だと思います。期待大。
 また、ニューヨーク(結成10年 東京吉本 2年連続2回目)も通過すると思います。昨年トップバッターで最下位に沈んでしまいましたが平場で爪痕を残し、今まさに脂がのっている時期だと思います。昨年は歌ネタでしたが、個人的にニューヨークはもっといいネタたくさんあると思ってます。KOC準優勝の勢いでまずは決勝進出してほしい。

以上9組が、準決勝通過すると思っています。グレープから2組というのがすこし気になりますが、まあM1はガチ審査なので事務所の重複とかは気にしないと思ってます。自分の予想にはいれませんでしたが、昨年ファイナリストの見取り図、インディアンス、ぺこぱやKOCで爪痕を残したニッポンの社長、またラランド、コウテイ、錦鯉など上げたらきりがないですがどのコンビも面白いのでここから9組に絞るの大変だなあと改めて感じますね。

そしてこの予想が当たっていた場合、知名度などを考慮すると敗者復活はぺこぱ(結成12年 サンミュージック 2年連続2回目)かな?ラランドは敗者復活への参加資格ありませんし。見取り図、インディアンス、錦鯉あたりも可能性高そう。

以上、まとめると僕の予想は
ランジャタイ(結成13年 グレープカンパニー 初)
祇園(結成12年 大阪吉本 初)
ゆにばーす(結成7年 東京吉本 2年ぶり3回目)
からし蓮根(結成7年 大阪吉本 2年連続2回目)
オズワルド(結成6年 東京吉本 2年連続2回目)
東京ホテイソン(結成5年 グレープカンパニー 初)
学天即(結成15年 大阪吉本 初)
滝音(結成4年 大阪吉本 初)
ニューヨーク(結成10年 東京吉本 2年連続2回目)
(敗者復活:
ぺこぱ(結成12年 サンミュージック 2年連続2回目))

です。初出場5組、東京5組、大阪4組で、若手と中堅のバランスも絶妙だと自負していますが、予想は当たるのかどうか、明日の発表が楽しみです。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?