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MD2022 NAHA:14 首里城


ミッション名:「首里城」

ミッションルートマップ

ミッションガイド

首里城近くの公園を散策しつつ、東のアザナ方面から城内にアプローチするミッションです。いろんな見どころがあるので、たくさん寄り道しながら進めてくださいね。このミッションは徒歩が基本です。途中、石畳道を進むので、ウォーキングに適した履き物が良いでしょう。
スタートは「首里公民館」です。モノレール首里駅から首里城に向けて続く道の途中にあります。建物のすぐ前にバス停「首里公民館前」があるので、すぐにわかります。ハックしましょう。

首里公民館の向かいにある首里教会の十字架。
沖縄戦の砲弾で傷ついたものを復元したもので、現物は今も教会内に保管されているそう

次のポータルは「上の毛」です。首里公民館からモノレール首里駅方向に少し進むとあります。ここをハックしたら、上の毛公園の中に入ります。付近は閑静な住宅街なので、夜間の出入りはご遠慮くださいね。

上の毛公園の入口。「うぃーぬもー」と呼ぶのだそうです。
「毛=広場」の意味
緩やかな斜面を登っていきます。
バイク・車両は入園不可です

斜面を登って道なりに曲がると左手に上り階段があり、その先に展望台があります。ポータル「Akasumui」はこの付近にあります。

「Akasumui=アカス森」
かつては案内板があったのですが、取材時は見当たりませんでした!

リュウキュウマツが並ぶ遊歩道を進みます。途中の「小さな社」をハックしつつ、そのまま緩やかな坂道を進むと、分岐点に突き当たります。案内板によると「城壁沿ルート」「城壁外ルート」が選べますが、今回は「外ルート」を選びます。

遊歩道の先にあるこの案内板を見つけます。
左手の下り階段方向へ
足元に気をつけながら階段を降りて、上の毛公園から出ます

階段を降りて右折すると、「赤田寒水川」が見えてきます。「あかたスンガー」と発音するのだそうです。最後の「ガー」「カー」が付く場所には、たいてい井戸や湧水がありますね。
首里一帯は、かつての治水設備がいたる所に残されています。「樋川(ヒージャー)」と呼ばれる場所も、石造りの導水路などで整備された共同水場の跡です。

赤田寒水川。柵の奥は古井戸でした

さて、次に進みましょう。「Keisei Gate (Akata Ujo)」。漢字では「継世門」「赤田御門」と書きます。首里城の裏門であり通用口ですが、王位継承の儀式など様々な局面で利用されていたようです。ここから、首里城内部へと入ります。

「継世門」。城壁の曲線がたいへん美しいですね。
取材時は屋根の補修工事のため、青色のネットで保護されていました

継世門をくぐると、その先に美福門が見えます。ここを右折。

美福門。城壁の角の返しが魅力的
右手の遊歩道を進み、階段を登っていきます
階段を登りきったところ。城壁と青空のコントラストが綺麗ですね

眺望を楽しんだら、その先の階段を降ります。次のポータルは「ガマ遺構」です。「東のアザナ」という首里城で最も標高の高い地点の崖下にある、人の手で作られた洞窟だそうです。その形状は、浦添ようどれ(琉球王国初期の王陵)に似ていると言われます。

「ガマ遺構」へと続く階段
「ガマ遺構」。戦時中はこの場所の一部が防空壕として利用されたそうです

ここから首里城正殿方向に進みます。「淑順門」「右掖門」「久慶門」を通り過ぎ、その先を左折して「瑞泉門」へ向かいます。次のポータル「中山第一」は、瑞泉門の手前にあります。「ちゅうざんだいいち」と読みます。
このすぐそばに「龍樋(りゅうひ)」と呼ばれる湧水があります。この碑文は、中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」が龍樋を褒め称えた碑文で、この泉の水質・水量共に琉球随一である、という意味だそうです。
このように、冊封使が琉球国王に贈った題字を石碑としたものがいくつかあり、これらの総称を「冊封七碑」と呼びます。名前の通り、石碑は7つあるので付近を探してみましょう。正解は「冊封七碑(さっぽうしちひ)」でご確認ください。

「中山第一」
「中山第一」のふもとにある「龍樋(りゅうひ)」。
丘の頂上付近なのに湧水が出ているのが不思議

「瑞泉門」をハックして、首里城本殿へ続く石畳の道を進みます。その先の「漏刻門」をくぐると少し開けた場所があり、首里城下町を一望できます。
そして、その右手には本ミッション最後のポータル「廣福門」があります。
廣福門をくぐると「御庭(うなー)」への入口の奉神門がでんと構えています。
ここから先は有料区域となります。この先には首里城正殿が。
ミッションおつかれさまでした。

奉神門


記事作成エージェント:135hkraht


【お知らせ】
2022/11/3には、首里城復興イベントとして「木遣(きやり)行列」が実施されます。首里城本殿に使用する木材を敷地に運び込むという、滅多にみられない儀式。詳細は沖縄県公式首里城復興サイトをご参考になってください。

おまけ:首里城正殿(2018年漆塗り直し作業の頃)


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