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個人開発:1度もバズらない貯金メモアプリを1年カイゼンした結果

個人アプリで「貯金メモ」を開発しているKaoru(@mcz9mm)です。
リリースして1年が経過していたのでやってきたこと、ユーザー数の推移などを振り返ろうかなと思います。

こんなアプリを開発してます

貯金と出費を記録するアプリです。一言メモを添えて日々の支出を記録できるものです。

特にバズったわけでもないアプリを育てるには日々カイゼンし続けるしかない

正直このアプリは今まで無かったような機能を備えているわけでもなく、SNSでバズったわけでもありませんし、膨大な広告費を投下する資金力もありません。最初は勉強がてら作ったアプリではありますが、育ててみる力も必要かと思いコツコツ改善していました。

まずは結果の1年間のユーザー数の推移

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2週間に1回ペースでアップデートをしていました

2020年3月6日にリリースして今日まで30回アップデートを行なっています。直近のアップデート内容は下の画像の通りです。機能追加・UIなどの改善と不具合修正がメインです。
3月に新規インストール時に初期設定から先に進めない不具合を出してしまったことがあり、かなり焦っていたのが見えますね。。

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ユーザー数が増えたタイミングとその改善施策

1. UIのリニューアル
アプリのUIを極力シンプルにし、プライマリーカラーの箇所はアイコンやボタンなどに抑えています。リニューアル前は男性向けなUIでスタイリッシュで、リニューアル後は中性的なテイストに変更しています。毎日使うアプリにするなら見飽きない方が良いですもんね。

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こんなUI案も当初リニューアル時に考えていましたが、実際に手元でモックを触ってみると、「シンプル感がない」「色が主張しすぎている」などの印象が強かったので却下しました。

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アップデート後は徐々にDAU、WAU、MAU共に成長しています。
実数値で見ると微妙ですが成長率で見ると効果が出ているのがわかりますね。(リニューアルして効果がなかったら今頃は他のアプリ作ってるか開発やめてたんじゃないかな。周りと比べないのも大事、上には上がいるのでキリがないよ)

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2.アイコンも一緒に記録できる機能を追加&iOS14のウィジェット対応

貯金額とそのメモだけだとアプリの自体の存在感が薄いなと思いアイコンも記録できるようにしました。日常使いできるアイコンを揃えたりしました。

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また、iOS14の新機能であるウィジェットにも対応させることで普段から貯金のモチベーションが続けられるようにしました。
当時、ウィジェット対応のアプリまとめみたいな記事に貯金メモが入っていたので実装してよかったなと今でも思います。開発者としてもFlutter×SwiftUI×WidgetKitは初めてで苦戦した記憶が蘇ります。

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この時期あたりからDAUがコンスタントに100を超えるようになりました。
改善に対して数値が伴ってきている手応えを感じつつ、更に伸ばすべく機能開発をしています。
(Twitterではあまり発信しないですが、毎日DAUをチェックすることが楽しみでした)

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3.貯金だけでなく消費も記録できるように+カレンダーのUIを改善

DAUが100を超えてきたあたりからユーザーさんからアプリの意見をいただくようになりました。リリース当初から貯金の記録しかできていなかった機能を見直し、支出も手軽に記録できるようにアップデートを行いました。ホーム画面のUIも複雑にならないように、セグメントを分ける形で表現しています。既存のシンプルさを崩さずに新機能を盛り込むのは難しく、実装自体の難易度よりもUIの部分に苦労しました。
カレンダーもリニューアルからあまり手を付けていなかった部分に手を入れ、日ごとに記録を見やすくしています。

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DAUが200を越え始め、レビュー数も増えてきました。
3ヶ月でDAUが150%以上改善されています。

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アプリの検索順位にも影響がありました

GooglePlayStoreは最近一時的に「貯金」ワードで1位になっており、AppStoreでも11位付近まで表示されるようになりました。
ありがたいことにレビュー数も順調に増えています。

まとめ

タイトルにもありますし、周りのすごい開発者の方を見ていますがやっぱり継続力は大切だと実感しました。リリースだけして売れるような甘い世界ではありません。地味な改善と検証は(最低限)必要です。その上でユーザー視点でアプリを作れる人が売れてるんだと思います。

今後は?

まだまだ機能として足りていない部分、使いやすくする改善案があります。より多くの方に使ってもらえるようにアップデートを続けていきます。
具体的には、目標の達成日の設定や連続記録日数、詳細のグラフの追加などです。マネタライズの部分もまだまだ赤字なのでこの辺もうまくやっていきたいですね。

今後も日々アップデートしていくので、温かい目で応援してもらえると嬉しいです!

もしサポートしていただけるのであれば、アプリ開発の資金に当てさせていただきます!