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読書感想 質問提案は追及命令にも

今季最大の大寒波で、今日は外に出ることを控えることにした。(とはいえ買い出しには出かけるわけだが)
本当に寒い。雪がすごいのもあるけど、体の芯が冷える感覚すらある。本当に寒い。

家にいる時間も長いので、電気代もかなり高くなった。
SNSでも盛りに盛り上がっている「うちの電気代、ハンパない」
我が家も例外なく超高い。

湯たんぽを作って抱っこしたり、足を乗せてみたりと少しでも電気代がかからないように努力。やれることはまだまだありそうだ。
嘆く前に自分に出来ることを探そう。

さて、今日も読書感想をしたい。本は、昨日に引き続き「新コーチングが人を活かす 鈴木義幸著」である。

今日で完読した〜。かなり細切れで、スキル一つの文章が短いので、私みたいな本読みが下手くそでも大変よみやすかったです。

思ったことの結論を先に述べる。

「対人関係は、自分と相手で構成される。シナジーを創り出すものだ。独りよがりでは成立しないことを心得よ。」

どういうことか。

コーチングの出発地点は、相手の問題意識から。

ということである。

結局昨日と同じようなことを言っている。(進化していない汗)

前に読んだコーチングの本でこんなことが書いてあった。

「コーチングにおいて最も大事なことは、出発地点だ」

本当にそうだなと。

相手の問題意識が希薄である場合に、こちらからいろいろと手を施しても、結局こちらの独りよがりで終わってしまうのである。

つまり、何のために話しているのかが分からなくなってしまうということである。

じゃあ、コーチングを活かすということはどういうことなのか。

基本的は相手が、
「話を聞いてほしいことがあって、、、」
などと話しかけてきたときに、コーチングが活かさせるのである。

出発地点は相手からなのである。

とはいえ、ただの雑談から
「悩みがありそうだな」
ということを察する場面もあると思う。

その時は、“出発地点が相手から”と言うのは適用されないこともある。

ただ履き違えていけないのは、
「相手が気づいてない問題意識に気づかせてあげよう」
ということ。

この場合のコーチングは、多くの場合、間違っていると考える。

そんなのコーチングって言わないんじゃないかなと。

だって、質問されても、
「私、何か間違えている?」
と追及されている気持ちになることも多い。

さらに、提案されても、
「あなたの言うようにしなさいってこと?」
と命令されている気持ちになることも多い。

どうしてそんなことになるかというと、
”出発地点がコーチングしてもらいたい側からではないから“
要するに
”コーチングしてもらいたい側に問題意識がないから“
ということから、

独りよがりはコーチングではない

と私は考えるのである。

繰り返しになるが、

”出発地点は相手から“

と大切にしたい。

とは言え、受動的な姿勢でコーチングは成り立たないだろう。
コーチングする側が相手への興味・関心をもつことも忘れずに。

「あなたの課題を知りたいな」

「そして私に出来ることは伴走することだよ」

やっぱりコーチングって、サポーター的な一面が強いんだろうな。

それなのに、本とか講演とかが盛んになると、
「コーチングのスキルを使ってやるぞ!」
と鼻息荒く、意気揚々と試みようとする猛者が出てきて、相手をコントロールするような話の仕方をしてしまうじゃないかと考察する。

割と受け身に、その場面に出くわしたら、ちょっとコーチングのスキルを使ってみようかという柔らかいスタンスくらいが丁度いいのではないかと考えた次第でございます。

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