読書感想 人が集まる仕組みって?
最近、冷え性が半端ない。
高校生の時は、学校指定の防寒靴があまりにもダサくて、足が冷たくてもローファーでつるつる滑りながら通っていた。
今は絶対に無理。
とうとう、普通に作業するために長靴を履いて、小1時間くらい外に出ていたら、左足が霜焼けしていた。
足先と手先が半端なく冷たい。
こうやって、PCでタイピングしているこの間も手先が冷たくなってくる。
とりあえずの対処法として、カイロを横に置いて合間に指を温める、手首を冷やさない。根菜類を頻繁に食べる、ということを続けているが、改善の見込みが立たない。
さて、次の手を打とうか。
今日も読書感想をまとめたい。書籍は「マーケット感覚を身につけよう ちきりん著」である。
今日は意思決定の方法が「組織型」と「市場型」があることについて、頭の中をぐるぐると考えることがあったので、言語化できるようにやっていきたい。
とりあえず、結論から。
「組織型で破綻しかけているのであれば、市場型で意識決定をしてみることも大切だ。また市場型の意思決定ではうまくいかないこともでてくることもあるだろうけど」
という何とも言えないモヤッとした結論である。
この考え方の価値はどんなところにありそうか。
上手くいかないことがあったら手法を変えてみることが大事。「石の上にも3年」のような考え方ではなくて。
要するに、「変化を恐れてはいけない。その準備をしておこう」ということである。
世の中でも「脱成長」と「ガンガン新しいことやろうぜ」という二項で揺れ戻し合っていることが指摘されている。
それと似たような感じなのかなと思った。
何を具体的に考えてみたか。
私の所属している団体のことである。私は平社員で、運営に口を挟む余地などないし、ましてやディスる立場でもない。
先日、その団体が主催する大きな行事・イベントに参加してきた。
前であれば、出席率という恐ろしい数値を出されて、強制参加を余儀なくされていた。
しかし、時代は変わって、参加の有無はその人に委ねられていた。
そもそもそういうものじゃんと思うわけだが。
イベントの参加を見てみると、50%くらいの参加。
これを多いとみるか少ないとみるか。
そして、不参加の人には、1枚のスライドを作って担当者へ送るという課題が出されていた。しかし、課題を出したのは、20%くらい。
つまり、30%くらいの人は、参加もしていないし、課題を出さない。完全スルーの人であるということ。これどうなん。
いやいやディスっているではありませんか。ダメですね。私。
まあこうやって、参加率なんて調べないという風潮の中、私は参加率を算出してしまっているわけで。
全員参加したほうがいいでしょ、という強制参加を善とするようなニュアンスともとれる考えが見え隠れしている時点で、そもそも間違ってない?という考えを私はしているわけで。
そういうネガティブなご意見は、一旦置いておいて。(勝手に置くな)
まあ開催しているわけで、より多くの方に来てもらう、関わってもらうことが嬉しいので、解決したい問題は「どうやったら完全スルーの30%の人が関わってくれるのか」としよう。
ここで出てくるのは、「組織型」と「市場型」の考え方である。
「組織型」であるならば、評価基準は「その組織の決定権のある人物」の考え。
要するに組織のトップである。
「市場型」であるならば、評価基準は「何を欲しい(やってほしい・求められている)のか」
要するに、需要である。
その団体の「組織型」のインセンティブは薄まってきているように思える。
だって、組織のトップから認められても、面倒な仕事が回ってくることが多いんだもん。
であるならば、完全スルーしてもいいかという考えに至ってしまう。
「市場型」の運営に注目したい。そのイベントに参加するインセンティブは何か。
なかなか容易な問いではないが、考えてみたい。
例として、
「1年に何回も会を開催するのではなく、2年に1回の開催にして、その分の予算をかけてビッグな講師を招聘して開催する」
「託児システムをメインに打ち出して、子と離れる時間を作り、自分と向き合う時間を作ってもらう」
「美味しいご飯が食べれられる(そしてちょっと割安なら最高)ツアー」
「今やっている仕事が少しでも前に進むイベント(計画立案づくり)(子どもの面倒を見てもらうシステムは必須)」
「書籍販売をして、副業として集まって会議を行う」
などなど。
このように両方の意思決定があることを知っておけば、大体揺れ戻しがあるので、どちらにも対応できるのではないかと考える。(第3の意思決定があるかもしれない)
「市場型」の運営もデメリットがあると思っていて、トレンドを追いかけすぎて、そもそも自分たちがやろうとしてきた(やりたかった)方向性がブレる可能性もある。
何が正解かなんてないけど、こういう考え方があって、自分ならこうするということを考える癖をつけておくと、社会や世の中の見え方が変わって、さらに面白がれるんだろうなと思った次第でございます。
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