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虚しい時間

今日、ボスは出勤してくるなり、私を別室に呼び出しました。

(嫌な予感がするのだ・・・。きっと、怒られるに違いない・・・。)

ところが、・・・。

部屋に入るなり、ボスが言いました。

「○○さんは、自分勝手な人です!」

(おいおい、ボス、あなたも大概、自分勝手です!)

ちなみに、○○さんは、ボスの天敵とされている総務の女性。

最近、私と仲良くしていることを気にしているに違いないのでした。

「如何に○○さんが良くない人間か」を盛んにアピールしまくるボス。

ちなみに、この女性、もう1人のコンサルタントチームのボスには、大変気に入られています。

私がお仕えする実務チームのボス。

彼と総務の女性は、最初とても仲が良かったそうです。

しかし、ある日、総務の女性が、実務チームのボスの不都合な秘密を知ってしまいました。

その秘密に薄々気が付いていたコンサルチームのボスが、総務の女性を問い詰め、彼女がその秘密を彼に話してしまったことから、悲劇が始まりました。

激怒した実務チームのボス。総務の女性を別室に呼びつけて、1時間以上も叱りつけたそうです。

その後も、実務チームのボスにキツく当たられ続けた彼女は、精神科に通う羽目に・・・。

その秘密の内容は、酷いものでした。まあ、真意の程は確かではありませんが・・・。

この実務チームのボス。部下からの人望は、ゼロどころかマイナスです。

普段が普段だけに、ボスの言葉が心に響いてきません。

過ぎ去る時間が、虚しく感じられます・・・。

総務の女性を散々批判するだけの為に、わざわざ私を呼びつけたボス。

どうかしています。

こんなボスに嫌気がさして、退職者が後を絶ちません。

1日の始まりが、とんでもなく重たいものになってしまいました。

別に、ボスの話を聞いても、総務の女性と私の関係は変わらないのでした。

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